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2008年07月19日
[はじめに]自分の食生活を見つめ直してみる
2008年07月19日 15:13 | ダイエット手法
まずは現状認識、自分の食生活の再確認をしてみよう。灯台下暗し、ではないが、ダイエットをするにあたってもっとも重要なのは食生活の改善にある。必要な栄養分は採らねばならないし、食欲を充足させないと「欲求不満」におちいり情緒不安定になる。病気になってしまうかもしれない。いくら体重が減らせても、心身が病んでしまったら元も子もない。
何? 病気になってもいいからやせたい? それこそ心が病んでいる証拠。「病気になっても……」という思いがあるのなら、その強い決意を他の健全な方向に向けるべきだ。それに、「病気でやせられるのなら簡単ではないか」と思っているのなら大間違い。病気による体重の減少は得るものより失うものが多く、そして大きい。最悪の場合、死に至ることもある。自分はもちろん、周囲の人もハッピーになれる、それこそが真のダイエットの目的であり、目指すべきもの。
さて。まずは自分の食生活を見つめ直してみよう。入院患者に対する食事相談でもよく使われている手法だが、ノートに大き目のます目を作り、縦軸に曜日、横軸に「朝」「昼」「晩」の三項目を書き連ねる(【チェックリスト作成用データ、PDF。プリントアウトしてお使い下さい】)。そして、自分が採った食事をできるだけ細かく書いてみる。これを最低でも三日、できれば一週間続ける。一週間とした理由は、勤め人などの場合、平日と休日では食事のリズムが異なる場合が多いため。また、「毎週水曜日はあの店のランチが安いので、いつもそこを利用している」というように、曜日によって食事の内容がルーチン化している人もいるからだ。
注意しなければいけないことをいくつか挙げてみる。まずは、「料理の内容をきめ細かく書き込むこと」。ただし具体的成分量とかカロリーは調べなくて良い。細かい材料も書く必要はなし。例えばカレーを食べて「カレーのルー、水、タマネギ、牛肉……」などという表記は不必要。ただし、どこで買ったのか、作ったのかは書いておくこと。例えば「コンビニの●×で買った△▼弁当」という形で書き込んでいく。
次に、「漏れなく書き込むこと」。ちょっと口にしたくらいだから、面倒だから書かなくても良い、というさぼりぐせは無くすこと。一口食べただけでも必ず忘れずに書く。
そして「食べ物だけでなく飲み物も書き込むこと」。ジュースはもちろん、水もお酒もしかり。分量も忘れずに。
さらには、可能な限り「食べた直後に書き込むこと」。「夕食時にまとめて朝昼の分も書き込めば」と考えていると、絶対どこかで抜けが出てくる。面倒くさくなり、そして書くこと自体を止めてしまう。そうでもなったら、ダイエット作戦はその場でストップしてしまう。
最後に「できるだけ大きな文字で書き込むこと」。本当なら一日分をA3くらいの紙に、文字だけで埋まるくらいに大きな文字で書き込むのがベストなのだが、しまっておく場所に困る場合もあろう。A4くらいで妥協するのが無難。ただしその場合でも、ます目が一杯になるくらいの大きな文字で書くこと。これにも意味がある。
表組みすることすら面倒くさい? まぁそんな手間ですら面倒だと思うのなら先は真っ暗な気もするが、この文章を読んでいる人はパソコンがある程度使えるはずなのだから、Excelなどの表組みソフトを用いるなどして簡単なものを作ればよろしい。それすら嫌なら、文房具店などで方眼紙を買って使えば良いだろう。
一週間分の自分の食生活の内容をすべて書き込む事ができただろうか? それではそれらの紙をすべて床に並べて、上から眺めて見ることにしよう。「できるだけ大きな文字で」としたのはこのためだ。小さい文字だと読めない場合がある。「一目瞭然」の言葉がずばり当てはまるとおり、目の前に映った食品のリストによって、自分が一週間にどれだけたくさんの食べ物を口にしていたのかがわかるだろう。そして一覧……というか自分の視野にすべてを収めることで、どれだけ「余分そうに見える食べ物を食しているのか」も分かるはずだ。
もし可能ならこの時点で、「これは余計だろうな」というものに赤丸をつけてみよう。「食べたかったんだもの、余計なものじゃないんだもの」と思うのなら、それはそれで「今の時点では」かまわない。そういう心境を持っているからこそ、目の前にある食生活の「実績」があるわけだから。
まずは現状を認識してみること。何よりも一番大切なことだ。
[まとめ]
・自分の食生活を再認識するために一週間の食生活をリストアップする。
[自分の場合]
入院前の通院時代にはやはり体重がかなりあったので(※発病が発覚してからしばらくは通院と薬の服用で治療をしていた。その後病状が悪化し、入院することとなった)、体重を落とすために栄養士との診断時間が設けられ、似たような表の提示を求められた。書いているうちに、直接栄養価などを調べる他に、先に述べたような効果があることを、肌身を持って感じた。
入院後、退院直前に再度栄養診断が行われたが、入院時はもちろん病院食しか食べていないのでリストを作る必要はなかった。代わりに、というわけではないが入院中は空腹感をごまかすため、食事のリストのコピーを貰ってながめていた。文字にして一覧で眺めると、自分の食生活を改めて認識できる効果がある。これは健康を考える上では非常に重要だ。
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