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2008年07月19日
[食事]コンビニ、レトルト、インスタント
2008年07月19日 15:19 | 手法(食事) , ダイエット手法
世の中食生活の面でも昔と比べれば相当便利になっている。コンビニエンスストアでのお弁当やお惣菜、レトルト食品やインスタント食品の数々。料理の腕が無くとも、種類も豊富に選択でき、高級料理店並の味が誰にでも気軽に、しかも素早く楽しめる。食事の面でここまで便利になった時代は、恐らく人類史上いまだかつて無かったことであろう。
だが栄養価の面ではどうだろう? 最近は健康志向や情報公開の観点から、生産元や材料の掲載はもちろん、カロリーや塩分などの各種栄養価がほとんどのコンビニ弁当やインスタント食品などにも掲載されるようになっている。だがそれらを隅々まで目を通している人はどれだけいるだろうか。
お弁当一つを取ってみても、一人前で1000Kcal前後、塩分4〜5g相当は当たり前。大抵お弁当だけでなくプラスアルファの惣菜なりジュースなどを合わせて食事をすることになるから、下手をすると一食で一日に必要な栄養価の半分以上を摂取してしまうことになる。さらに(一部のものは別としても)コンビニ弁当やレトルト食品、インスタント食品の多くは栄養素のバランスに難があるものが多い。
それに、これらの食品には多かれ少なかれ人工添加物が含まれている。自分は自然スタイル派を自称するつもりでなければ、大量生産を否定するわけでもない。流通や便利さを考えると仕方ないことではある。
……が、できれば可能な限り、それらを避けた方が良いのではないだろうか、というのが自分の実体験における感想だ。つまり「現状を鑑みるに完全否定はできないが避けたいものではある。状況を見つつ上手に付き合い、最低限の摂取にとどめるよう努力する」というスタンスが無難なのではないだろうか。
ダイエット云々に関する話に焦点を当てて考えてみる。思い返して自分が摂取しているコンビニ弁当や惣菜、レトルトやインスタント食品の数々を目を凝らしてもう一度良く見てみると、思っているより多量のカロリーや塩分を自分が摂取しているのが分かるはずだ。生活リズムや自分が置かれている現状を考えると、「明日からコンビニ弁当、レトルト、インスタントは一切採らない。全部自炊」というのも無理だろう。それこそ某「なんとか村」を銘打った番組のように山村で暮らすのならともかく。それに今や山村生活でも、コンビニなり通販を使って食生活を補う(あるいはメインとする)のは当然の時代。できないことを無理にやれ、といっているわけではない。
まずは少しずつ、例えば夕食だけとか朝食だけでも、「コレイ」(コンビニ弁当、レトルト、インスタント)を使わずに自炊してみてはどうだろう? 料理が苦手? 今は昔と違い、インターネットを使えば気軽に料理の情報など山ほど手に入る。調理方法などすぐ分かる。難しい調理方法をわざわざ選ばなくても、電子レンジやフライパン、鍋があれば大抵の料理は作る事ができる。特に電子レンジは使い方次第で料理の幅が大きく広がる。冷蔵庫・冷凍庫を用いたりくん製にして保存を効かせるようにすれば、休みの日や時間の余った時にまとめて作っておいて、日々食事において愉しむ惣菜を作ることも可能となる。
よく田舎へいくと、食事でタッパーに色々と詰められた多種多彩のおかずを出されることがある。あれも長持ちするものを色々と作っておいて食生活に彩りを添える「生活の知恵」というわけだ。
冷蔵庫に自作したさまざまな料理や食材が収められているのを見たり、新しい惣菜にチャレンジするだけで幸せを感じるようになったら、それだけでもダイエットに効果はあるはずだ。
ちなみに総菜屋で惣菜を買うという選択肢もあるが、チェーン店の場合は多くが本部から運ばれて簡単に調理をし、店頭に並べるという手法を採っている。この場合にはやはり保存のことを考え、塩分やカロリーなどが高めに設定されているため、注意が必要。もちろん、各種栄養価が公開されているのなら、それを元に考え、選択すれば良い。信用のおける個人商店などで時々見られる「自家製惣菜」をチョイスするのが無難だろう。
[まとめ]
・コンビニ弁当、レトルト、インスタント食品を避けて自炊を心がける。
[自分の場合]
食事療養中の身である自分は、たんぱく質、塩分、カリウムの食事制限がある以上、入院以前と比べ「コレイ」はほとんど利用できなくなった。とはいえ一人暮らしの身の上、毎昼お弁当を作って持参するほど器用でもなく、昼飯はどうにか工夫しなければならない。今は制限食向けのインスタント食品なりたんぱく質や塩分に十分以上に注意しながら単品で何とかなる調理パンなどで我慢しているが、もう少し色々余裕ができたら自作の弁当などもいいかな、と思っている。
自宅での食事は極力自炊。外食など積極的にはほぼしなくなった。付き合いなどで時々する程度。ネットで色々情報を収集して、電子レンジで簡単に調理できる(もちろん制限しなければならない栄養価にも注意した)料理なり、まとめて作って冷凍することで作りおき可能な惣菜や野菜など、積極的に料理に取り組むことになった。他人と比べればへっぽこレベルには違いないが、かつての自分と比べるとかなり進歩したと思う。
「コレイ」の摂取量が以前と比べて激減したからだろうか。治癒中の病気はともかく、全般的にはきわめて健康になった気がする。体重も今や平均体重前後で推移しているし、風邪も引かなくなったし、夏でも汗だくで不快な思いをしなくなった。
ネフローゼ症候群の治癒用の薬を服用している身で語れる科白ではないのかもしれないが、カロリーや塩分などの栄養価など表向きの面以上に、「コレイ」には何か問題があるような気がしてならない。本文でも述べたが、完全否定してかえってストレスを溜めたのでは身もフタも無いので、「現状を直視し、上手に付き合っていきましょ」というスタイルが一番なのだろうが。
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