« [食事]ジュースと砂糖 | トップ | [食事]もやしとこんにゃく »
2008年07月19日
[食事]飲み物は「愉しむ」のではなく「喉を潤す」と考える
2008年07月19日 15:26 | 手法(食事) , ダイエット手法
病気で水分をかなり制限している病人を介護している知り合いから聞いた話。冷たいものや温かいものなどは、美味しくてついつい飲みすぎてしまう。だから水分はすべて、ぬるま湯くらいの温度で与えているという。「飲み物の味を楽しむのではなく、喉を潤おすための飲み物だ」と言い聞かせているとのこと。
まったくもって正しい判断だといえる。暑いときに冷たい麦茶が用意されると、ついついごきゅごきゅと喉を鳴らして一気のみしてしまう。それだけ体が「大量の水分が欲しいぞ」と思って(思わせて)いるからこその行動なのだが、それが誘惑でもあるわけだ。百歩譲ってそれが水ならともかく、砂糖たっぷりのジュースだとしたら……目も当てられない。
別項目でも改めて説明していることだが、考えを変えることで習慣は何とでも変えられるものである。世の中、割り切りが必要。「いっぺんに多量の冷たいジュースを喉に流し込んでスキっとするのがたまらない」という人がいたら、その快楽は本日を持って自分の考えから切り捨てよう。
当然のことながら、体が必要としている水分を採ることは忘れてはならない。「水ぶくれだから」と、今日からいきなり水分をまったく採らずに生活しようものなら、逆に脱水症状で倒れるのは目に見えている。また、暑くて汗を多くかいたり熱を出しているときなどは、ある程度十分な水分補充がないと、体がまいってしまう。要は「ほどほどに」が肝心要なのである。
「喉が渇いた」と感じた直後、すぐに「じゃあ水分を採ろう」という直結思考、悪く表現すると「本能に忠実」なアクションは控えてみる。喉が渇いてもツバを飲み込んでみたりするなどの工夫をしてみる。また、実際に病気の療養などで制限を受けていなくとも、「一日の水分摂取量」をできるだけ正確に計測し、その上で「これだと採りすぎるから今後は一日これくらいに抑えてみよう」という目標を作り、それを達成するよう努力してみてはどうだろうか。
飲むものも機会があれば、あるいは可能ならできるだけ白湯(さゆ)やお茶にする。一口飲んだ段階で口全体にしみこませるような感じでまんべんなく含み、喉越しを最後に楽しむという飲み方をする。一気に何口も飲み干すという一気のみは止める。これだけをしっかり守れば、余計な水分を摂取して後で体重計の上で青ざめることも無くなるはずだ。
ダイエット方法の中に一日に数リットルもの水を飲み、「水を多量に摂取して体内物質の潤滑を活性化させると共に空腹感を紛らわす」という方法がある。検証したわけでもないので、それが正しいかどうかは分からないが、少なくともここの手法では「止めておいた方がよい」ということにしておこう。
[まとめ]
・喉が渇いても「一気のみ」はしない。口の中で水分を含んでから少しずつ飲む。
・喉の渇きを感じてもすぐに水を飲もうとしない。
[自分の場合]
ジュースの項目でも説明したが、入院時に水分制限を受けた時に身につけた習性とクセ(喉が渇いてもまずはツバを飲み込んで我慢する。水を飲むときは口に水を含むようにして、喉に直接流し込む飲み方は止める、など)がいまだに残っている。入院以前と比べたら、水分摂取量はかなり減ったものと思われる。
本文中でも説明した通り、食事同様に一度、一日に摂取する水分についてリストアップしてみるといいだろう。どれだけ自分が大量の水分を採っているかが判るはずだ。
同一カテゴリー最新5記事
記事個別URL
記事個別URL:
ご意見やご要望がありましたら……
【一言掲示板】への書き込みか【管理人へのお問い合わせページ】からお願いします。