不破雷蔵のネフローゼ闘病記ケータイサイト
[12]12月9日(木)。入院9日目。(第一章:12月1日〜12月12日・初めての入院。検査と薬とお食事と)

今日は負荷採血なるものをやることになった。糖尿病関連の検査らしい。朝一でぶどう糖のたっぷり入った専用の炭酸水を飲み、その後一定時間ごとに計4回採血し、データを調べるのだという。炭酸水は250mlサイズのサイダーのような缶に入っていて、味もそれに近かった。ただ、炭酸が異様に強くも感じた。しばらく炭酸系の飲物を飲んでいなかったので、身体がびっくりしたのかもしれない。

朝食はご飯に味噌汁、炒り豆腐、大根おろしにジュース。

負荷採血を4回やるということは1日で4回、注射器の針を手に刺すことに。時間によって違う看護師が採血することになるのだが、ある看護師は採血が下手なようで、うまく採血出来ず何度も連続して手に針を刺し、うまく採れませんね、では別の場所で、を繰り返した。1日で手が注射の跡でぼこぼこになった。

痛い思いをした挙句、いきなりのレントゲン検査にも呼び出される。しかも一人で行けという。何とか行き来は出来たものの、やはり息が上がってしまった。体力そのものが落ちているのかもしれない。

昼飯。ケチャップチャーハン(チキンライス)、きゅうりの和え物など。幼稚園、小学校の時からケチャップで味付けしたチャーハンは大好きで、一人で留守番をしていた時はよく自分で作っていた。最近は作っていなかっただけに、懐かしさを感じる。

負荷採血は終わったが、炭酸が強かったせいか、頻繁におならが出る。臭い部類ではなく音だけのもので、身体の機能が正常に働いているからだろうけど、あまり人に見せられるような状況ではない。巡回に来た看護師に身体の調子を聞かれた時、このことを正直に答えたら笑われた。

病室の改装工事がいくつかの部屋で終わり、代わりに今居る部屋の工事に取り掛かるため、明日から改装済みの病室に移ることとなった。壁の塗料のシンナーとか乾ききってないと、結構臭いんだけどな、と少々不安になる。

夕方に実家の父親が見舞いにくる。散々愚痴をこぼしただけで、見舞いの品は無し。嬉しいのには違いないが、多少あきれ返ったりもする。また、兄弟にも入院のことは伝えたので、見舞いに来るかもしれないとのこと。妹はともかく研究所勤めの弟は無理だろう。

夕食はそば、すずきの信濃蒸し、きゃべつなどの酢の物、きんぴらごぼう。


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