久々に体重計測。123.4kg。胴回りは126cm。入院した時は厚着をしたままの計測だったとはいえ、それなりに体重は落ちているようだ。とはいえむくみの影響はいまだに強い。
朝食はご飯、味噌汁、カリフラワーの漬物、卵の和え物、ご飯、海苔など。民宿の朝食のようだ。
利尿剤の効き目は相変わらずで、注射で投与した直後は20分くらいおきに4、5回ほど尿意が襲う。まるでぎゅっと絞り込まれた濡れ雑巾のように、水分が吸い取られる錯覚に陥る。これでは体力も消耗してしまう。
昼食。パンとトマトスープ、トマトときゅうりのサラダ、オレンジ1/2個など。トマトスープがあるのにサラダにもトマトがついているあたり、ちょっと違和感というか献立を考えている栄養士が苦心している様子が伺える。
元々耳が良いのと、他人の話につい耳が向く癖があるせいか、廊下での医者や看護師たちの話も聴こえてしまうことがある。午後巡回に来た医者が病室に入る前にもう一人の医者との話によれば、ネフローゼという病気はあまり症例がなく、この病院、あるいは病院のグループ内では数人しか前例がないそうな。ちょっと不安になる。
その一方、別の病室にお見舞いに来た見舞い客のおばさん達は、廊下で他人の悪口ばかり話している。聞いているだけでこちらもダークな気分に。
夕食にはご飯、サーモンステーキと野菜のスープ、ほうれん草ともやしの和え物など。
入院時の最悪の状況を脱し、ある程度気分的には落ち着いてきたので、メモ書き用ノートに「とりあえずの目標」を書いてみる。一つは「1階への各種検査は午前中ならば出来るだけ自分ひとりで行くようにする」。もう一つは「来週中に1階、特に売店への移動許可がもらえるようにする」。
よくよく考えてみれば、例えば腹筋運動をしたりなどといった自分の努力云々で病状が改善するはずもなく(逆に無茶なことをするなと止められるのが関の山)、まずは医者の指示に従うことが病状の改善には一番。だが、気持ちとしての「頑張ろう」という対象、目標が欲しかった。
ノートに目標を書いたものの、セロテープなどの貼り付けるための道具がないことに気がつく。自宅でメモ書き用に使っているホワイトボードが欲しいな、と思う。