2008年06月01日
シャリア指数とは
2008年06月01日 13:18 | 解説・ニュース
シャリア指数(Sharia Index、「S&P/TOPIX150シャリア指数」)とはイスラム投資家からの日本大型優良株へのアクセスを可能とする株価指数。先の2000年に東京証券取引所とスタンダード&プアーズが共同で開発した株価指数「S&P/TOPIX150」で採用されている150銘柄の中から、イスラム法への適合性の観点に基づいて選ばれた79銘柄(銘柄立ち上げ当時)で構成されている。
イスラムの法体系(シャリア、イスラム法とも呼ばれる)を基準とし、不適合とされる業種、関連商品を取り扱う企業(具体的には酒、利子発生のある金融、ホテル、ギャンブル、豚肉、女性の肌を露出するメディア、たばこなど)は除外されている。さらに業態・商品が適合しても財務状態次第では除外される場合ものある。そのため、S&P/TOPIX150内の同じ業態でも採用・不採用の銘柄もある。もちろんS&P/TOPIX150に採用されていない銘柄は対象外。
算出と配信開始は2007年12月3日から。銘柄はクェートをベースとするイスラム投資専門のコンサルティング会社であるRatings Intelligence Partnersにより選定されている。このRatings Intelligence Partners社は、シャリア監督委員会(Shariah Supervisory Board)を持ち、そこからのお墨付きに基づいてシャリア適合性の判断を行う。同委員会はイスラム法学者により構成され、彼らが企業のビジネスと財務状況について適合性の判定を行い、指数に対する指示を行う。
※参考:【東京証券取引所発表リリース(2007年11月21日)】
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