2008年05月31日
9000番台
日本通運(9062) | ヤマトホールディングス(9064) |
商船三井(9104) | 日本電信電話(9432) |
NTTドコモ(9437) | 東京ガス(9531) |
NTTデータ(9613) | セコム(9735) |
ヤマダ電機(9831) | ソフトバンク(9984) |
鉄道などの陸運、電気・ガス、海運、空運、情報通信など多彩な業種が含まれる番号帯。陸運ではトラック関連が採用されたのに対し、鉄道はゼロ。これはイスラムの教え云々というよりは外為法による外国人持ち株比率規制からくるものだろう。空運などもまたしかり。電気・ガス部門では電気が全滅なのに対しガスは半々に終わった(個別の問題でもあるのだろうか)。電気は財務体質の問題(有利子負債の大きさ)が災いしたものと思われる。一方で情報通信には多くの銘柄が採用されているが、日本テレビ放送網は対象外。電波法・放送法の問題に加え、肌を露出した女性を映し出しているところが問題視されたのだろう。
8000番台
東京エレクトロン(8035) | ユニ・チャーム(8113) |
三菱地所(8802) | |
この番号帯からはわずか3銘柄のみが抽出されている。日本を代表する総合商社はいずれも不採用。これは「儲け」の概念の違い(銀行金利の否定など)、豚肉やアルコールの取り扱いからくるものだろう。また、銀行業、証券業、保険業もしかり。イスラム金融では独自の保険商品が展開されているが、日本国内はそれに該当していないので、やはりシャリア指数からは除外されている。さらに不動産業界からは三井不動産などが除外され、三菱地所のみが採用されているのが気になるところ。
7000番台
日産自動車(7201) | トヨタ自動車(7203) |
NOK(7240) | ホンダ(7267) |
スズキ(7269) | ニコン(7731) |
HOYA(7741) | キヤノン(7751) |
リコー(7752) | 大日本印刷(7912) |
任天堂(7974) | |
自動車、精密機器、その他製品などの関連銘柄が含まれる番号帯。多くの銘柄が採用されている。ただ、例えば大手印刷業者でも大日本印刷は採用されて凸版印刷が不採用など、個別の事情が反映しているものと思われる区分も見られる。一方で三菱重工業や川崎重工業などの重工業トリオは除外されているが、これは軍事産業がらみの企業であることからと思われる。
2008年05月28日
5000番台
ブリヂストン(5108) | 旭硝子(5201) |
TOTO(5332) | 日本ガイシ(5333) |
新日本製鐵(5401) | 住友金属工業(5405) |
ジェイ エフ イー ホールディングス(5411) | 住友金属鉱山(5713) |
住友電気工業(5802) | フジクラ(5803) |
東洋製罐(5901) | 住生活グループ(5938) |
主に鉄鋼、金属・非金属関連銘柄が含まれるこの番号帯では、日本を代表する多くの企業がS&P/TOPIX150に採用され、またシャリア指数にも採用されている。全体的な業種として、不採用になるための要因は無い。鉄鋼分野では神戸製鋼所、非鉄製品分野でもいくつかの銘柄が対象外となっているが、教義的、あるいは財務的に問題となるようなポイントは見当たらない。気まぐれで採用・不採用が決まるわけではなく、この分野でのウェイトが軽んじられていることもないはずなので、何らかの個別理由でもあるのだろうか。
4000番台
住友化学(4005) | 信越化学工業(4063) |
JSR(4185) | 三菱ケミカルホールディングス(4188) |
花王(4452) | 武田薬品工業(4502) |
アステラス製薬(4503) | エーザイ(4523) |
大正製薬(4523) | テルモ(4543) |
第一三共(4568) | ヤフー(4689) |
富士フイルムホールディングス(4901) | コニカミノルタホールディングス(4902) |
資生堂(4911) | |
医薬品と化学系の銘柄が多く属する番号帯で、S&P/TOPIX150採用銘柄にもその傾向が多い。そして食品など教義上のハードルが低いことや、人類に対する貢献度の高さからも高評価を受け、多くの銘柄が採用されている。日本の技術を代表するセクターでもあるため、シャリア数に限らずとも注目を集めるところではある。化学系銘柄で1つ入っていないのがあるが、これは石油化学の比重が大きいからか。詳細は不明。