詐欺に注意を!
〜取引の基本〜


UOのプレイヤーは、すべて実在の人間です。
ですから、中には悪人もいて、他人を襲ったり、持ち物を盗んだり、
詐欺で騙そうとする人がいる可能性もあります。

このうち、他人を襲ったり持ち物を盗むといった行為には、
システム上の制限やペナルティー、リスクがあります。
しかし、詐欺については人間が言葉で相手を騙すものですから、
システム的な制約をかける事は難しく、
それを防ぐには自分自身が詐欺について用心深くならなくてはいけません。

以下で、詐欺を受けにくい、
安全な取引についてのアドバイスをしておきましょう。

=小切手の活用=
まずは小切手について説明しておきましょう。
といっても、これは新プレイヤークエストでも説明されていますし、もうご存知ですね。
一応、以下に小切手の仕様を記載しておきます。

銀行の BOX にお金が入っている状態で「check」と言うコマンドを使うと、お金を小切手に変換できます。
例えば、「check 5000」というと、5000G の小切手が現れます。
小切手にできるのは 5000G 〜 1000000G(百万G)です。
小切手は黄色い権利書の形で現れます。
小切手は「Bless」アイテムであり、盗まれる事はなく、死んでルートされる事もありません。
ただし Bless アイテムでも、バックパックの第一階層(一番上の階層)にない場合(つまり袋や箱の中に入れている場合)は、その袋ごと盗られる可能性があるので注意して下さい。
小切手を換金するには、銀行 BOX の中に入れて、ダブルクリックしてください。

お金は結構重いので、高額の取引をする際にはこの「小切手」を活用する事になります。
高額取引の際の基本ですので覚えておきましょう!


=商品証書の活用=
商品証書Commodity Deed)は、大量のアイテムを一括して取引できる便利なアイテムです。
秘薬や生産の材料などをまとめてこの証書一枚にでき、簡単に取引ができます。
以下に商品証書の概要を説明しましょう。

Commodity Deeds(商品証書)は、NPCの銀行員から購入可能です。
Commodity Deed は「Bless」アイテムであり、盗まれる事はなく、死んでルートされる事もありません。
ただし Bless アイテムでも、バックパックの第一階層(一番上の階層)にない場合(つまり袋や箱の中に入れている場合)は、その袋ごと盗られる場合があるので注意して下さい。
この契約書は黄緑色の権利書となります。
それが銀行員から最初に購入されたとき、Commodity Deed は何のアイテムも保持していない空っぽの状態です。
空の証書は「an unfilled commodity deed(未契約証書)」という名前です。
Commodity Deed はダブルクリックして、適用可能なアイテムを選ぶ事によって、そのアイテムを保持させる事が出来ます。
対象とするアイテムは銀行の中になければなりません。
商品証書で利用出来るアイテムは、
布、革、矢とボルトとその材料(羽やシャフト)、木材、秘薬、インゴット です。
証書は1回のみアイテムが保持できます。
すでにアイテムを保持している Commodity Deed は「a filled commodity deed」と表示され、保持しているアイテム名とその数も表示されます。
プレイヤーは Commodity Deed をそのキャラクターのバンクの中に入れることにより、アイテムを引き出す事が出来ます。

この商品証書で取引する場合は、必ず取引を完了させる前に証書をクリックして、中に望みのアイテムが入っているかどうかをチェックして下さい!


=詐欺の基本的な防止策=
では、ここで安全に取引するための基本を説明しましょう。
他人との取引の際には、次のことを覚えておいて下さい。
必ず、取引前にアイテムを確認してください!
相手の渡そうとしているアイテムが、本当に自分の欲しいアイテムなのかを、必ずクリックして名前を見て、チェックをしてください。
「似たもの」である可能性も否定できません!
よく確認をしてから、取引完了のボタンを押してください。
相手が取引を急がせていませんか?
もし相手が取引を急ぐようにあなたに言ってくるのであれば・・・
それには、何か裏があるかもしれません。 逆に用心深くチェックしましょう。
あまりにもプレッシャーをかけてくるようなら、明らかにあやしいです。
取引を中断することを考えてもいいかもしれません。
取引したいアイテムが、箱や袋の中に入ったままでは取引しないで下さい。
袋に入っていると、そのぶん中のアイテムを確認し辛くなります。
また、小切手や証書の項目で説明されているように、本来盗まれない小切手や商品証書などの Bless アイテムでも、箱や袋の中に入っていると、その袋ごと盗まれる危険があります。
取引した直後にこれらを盗まれては大変です!
(現在、箱や袋ごとアイテムを盗ることは出来なくなっていますが、それでも注意して下さい)
もし相手がアイテムを袋に入れたまま取引してくるようなら、袋から出すように言いましょう。
もしそれを拒んだり、あなたにアイテムを袋に入れるように指示するなら、怪しいと思い取引を中断しましょう。
欲しいもの以外のアイテムがある時は注意してください。
もしそれが誰かからの盗難品だと、あなたがそれを盗んだ犯罪者だとされてしまう、バグに近い不正行為がありました。
他にも、そのアイテムに何らかの仕掛けがあるかもしれません。
もしパンをくれたのなら、それには毒が入っているかもしれません。
もし箱をくれたのなら、恐ろしい罠がかかっているかもしれません。
できるだけ、必要なもの以外のものは、受け取らないほうがいいでしょう。
相手が取引ウィンドウ以外の方法で取引をさせようとしていませんか?
例えば、「重いから地面において取引しましょう」と言われたら、相手は地面に置いたものをすぐに取り上げて BANK に放り込み、お金を払わずに逃げてしまうかもしれません。
取引ウィンドウはうまく使えば安全に取引ができます。
しかし、取引ウィンドウを通さない取引は、決して安全ではありません。
そのために、大量のアイテムを証書にして取引できる「商品証書」があるのです。
必要もないのに取引ウィンドウによる取引を拒む相手とは、取引しない方がいいでしょう。


=家の取引=
では次に、家の取引の説明をしましょう。
もっとも詐欺が多いのはこの家の取引です!
しかも、家は非常に高額ですから、もし詐欺を受けてしまうと大変なことになります。
家取引の際には以下の事を必ず覚えておいて下さい。

家の取引を行うには、双方が家の外にいて、家の看板から2マス以内にいなければなりません。
家の取引は、家の(元)オーナーが、家の看板メニューから「家の権利を譲渡する」を選び、譲渡先の相手をクリックします。
譲渡が行われるとトレードウィンドウが開かれ、家を譲る側には、家の名前、オーナーの名前、家の座標の書かれた巻物が置かれます。

あとは普通の取引と一緒です。
家の取引の際にウィンドウに現れる巻物は氷色の権利書です。
これ以外のものがウィンドウに現れたらそれは詐欺ですので注意して下さい!


家取引の際の権利書は、クリックすると家の名前、オーナーの名前(つまり取引相手の名前)、家の座標が表示されますので、必ずクリックして確かめてください。
座標や家の名前も表示されますので、六分儀を持っていって座標の確認を行い、取引前に家の看板をクリックして、家の名前もチェックしておきましょう。

また、取引の際には家の看板から2マス以内に双方がいなければなりません。
それ以外の場所で行おうとしているなら、それは詐欺です。

これらの条件が満たされていないようなら、すぐに相手に言いましょう。
もし相手が「最近パッチで変更になったんです」などと言うようなら、すぐに取引を止めて下さい!
それは詐欺師の定番の言い分です。
家の取引は多額の現金をやり取りするため、特に慎重に行ってください。

もしあなたが家を売る側の場合は、複数の小切手を受け取る事になるかもしれません。
その時はその数を1つ1つ慎重に確認してください。
相手が「めんどうだから袋ごと渡しますね」などと言ったら、必ず断りましょう!

=修理サービス契約=
詐欺を防止するための証書には、もう1つ「修理サービス契約書」があります。
これは、鍛冶屋を装って「修理します」と呼びかけ、相手の武器や防具を受け取ったらそのまま逃げてしまう「修理詐欺」を防止するために導入されたものです。
どうしても大切にしたい武器・防具は、この証書を使って自分で修理するのが安全ですね。

この契約は、茶色の権利書の形で現れます。
契約証書には、「a repair service contract from a (レベル) blacksmith.」と書かれています。
「レベル」にはその契約書を作った鍛冶屋のスキルに応じた名前が付けられます。
(apprentice、journeyman、expert、adept、master、grandmaster などです)
次の手順により、鍛冶屋のキャラクターは修理サービス契約書を作ることができます。
普通に鍛冶道具を使って下さい。
現れるメニューから「Repair(修理)」を選択して下さい。
Brank scroll(空の巻物)をクリックして下さい。
巻物は鍛冶屋のバックパックの中になければなりません。
Repair Service Contract が作ったキャラクターのバックパックに現れます。
この契約書の作成では、鍛冶スキルを上げる事はできません。
このアイテムは、プレイヤーベンダーで売る事はできません。
つまり、基本的に手渡しの取引のみです。
Repair Service Contract を使って修理するには、修理したいキャラクターが NPC の鍛冶屋か武具屋の店にいなければなりません。
(このサービスを使った修理に鍛冶スキルは必要ありません)
契約書をダブルクリックして下さい。
修理したいアイテムをクリックして下さい。
使用した Repair Service Contract は、修理後になくなります。
修理の成功率は、その修理サービス契約書を作った鍛冶屋の鍛冶スキルに影響されます。
つまり、GM スキルを持つ鍛冶屋の修理サービス契約なら、GM スキルで修理された事になります。
鍛冶スキルによる通常の修理方法がなくならない事に注意して下さい。
直接修理する事によって、鍛冶屋はまだ鍛冶スキルを上げることが可能です。

鍛冶屋に修理してもらうには、一時的にその武器/防具を鍛冶屋に渡さなくてはなりません。
それが心配な場合は、この修理サービス権利書を作ってもらい、その後で自分でそれを使って修理しましょう。
これなら武器/防具を相手に渡す必要がないので、安全に修理できますね。


詐欺を防止する安全な取引については、公式サイトの以下のページも参照してください。

EAj 公式UOサイト 「詐欺からの防衛」
http://support.jp.uo.com/scam.html

EAS公式サイト FAQ 検索システム eSerch
「詐欺について」

自分のアイテムは、自分で守らなければなりません!
これは多くの人の参加するネットゲームにおける、1つのポイントであるとも言えるでしょう!

「あなたの財産やアイテムを守る最も良い方法は、あなた自身が賢くなることなのです! 」



最後に、ゲーム内以外の取引について・・・

UO には、シャード間取引や、リアルマネー取引などと言うものもあります。

シャード間取引とは、Asuka と Yamato の間で交換したり、Hokuto や Wakoku の間でアイテムのやり取りをしたりなど、シャードをまたぐ取引のことです。
これはもちろん、トレードウィンドウなどを使った取引はできませんから、互いに信用しあって取引するしかありません。

リアルマネー取引(RMT)とは、現実の現金で、UO のアイテムを買ったり、逆に UO のアイテムを現金で売却したりする事です。
これももちろん現実の取引になりますから、現実世界で互いに信用して行うしかありません。

これらはゲーム外部で行うものですから、UO に直接関係ないものであり、UO のシステムサイドがそれに関わったり仲裁したりする事は一切ありません。
あなたが全て自己責任で行わなければなりません。
できるなら、これらの危険な取引は行わない事をお勧めします。

もしこの問題で詐欺などが起こった場合は、それは現実の問題ですので、法律的、刑事的問題となりますね。


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