ヘンなネコの話

(1999年5月記)

ゲームとは無関係ですが・・・ 少し前に会った変なネコの話を。

その日、出かけようとして車に乗ろうと思ったら、ボンネットの上に子猫が座っていました。
まあこれは、車の上は温かいのでよくある話。
そのままでは出かけられないので、子猫の首根っこをひょいとつまんで、車の横の地面に置きます。
で、車に乗ろうとしてドアを開けて中を見ると・・・

「おお!? さっきのネコが車の中にいる!!?」

さっき地面に置いたはずのネコがいきなり車内にいるのでまじでビビりました!
どうやらドアを開けた瞬間に飛び乗ったらしいのですが・・・

私はふたたびネコの首根っこをつまむと、少し離れた所にある自転車のシートの上に乗せました。 ネコはそのまま動きません。
で、安心して車に戻り、ドアを開けて乗ろうとすると・・・

「うおおお! ま、またネコが車の中にっ!!?」

まるでリコールでも使ったかの様にネコは運転席に座っていて、さも当たり前の様にこっちを見ている! こ、こいつは一体何者なんだ!?
つまんで地面に下ろしてもその瞬間にまた飛び乗るので全然外に出せない。

仕方ないので、三たびネコのひょいと持ち上げると、子猫をつまんだまま走る!
そして車から遠く離れた場所にある塀の上にネコをむこう向きに置き、しばらく監視。

・・・ネコは動かない。 完全に Stay 命令状態。 振り向きもしない。
で、私は静かに向きを変え・・・  車までダーーーッシュ!
気合を入れて全力疾走!! うおおぉーーー!!
しかしダッシュ中の私の足元を一陣の風がヒュン!

・・・全力疾走のまま車に到着。 ぜーっ、ぜーっ・・・
しかしそこにはすでにネコがいて、ドアを見上げ車への飛びこみ態勢を整えている。

「だめだ、奴は手ごわすぎる! 俺の DEX では勝てない! 誰か助けてくれぇ〜〜!」

結局、出かけるのはあきらめました。(T-T)
子猫は家の中にまでついて来たので、茶碗にご飯を軽くよそって、かつおぶしを
かけてあげてみました、
ネコはご飯の上のかつおぶしだけをキレイになめて帰りました。(ーー;)