UOルールの基礎知識

ここでは、UOの基本的なルールを説明します。

ゲームを進めていく上で知っておくべきルールやシステムを説明しますので、
よく覚えて置いて下さい。

・ログアウト(ゲームの一時中断)のやりかた
ゲームを一時中断するには、宿屋()の部屋の中か、酒場()のイスに座って、 ペーパードールの 「LOG OUT(ログアウト)」のボタンを押します。
これで画面はタイトル画面に戻り、その際にキャラクターは瞬時にその場で消滅します。
セーブは一定時間毎に自動で行われているので、これで放って置いても大丈夫です。
次回再開時には、その場所から再スタートできます。
もし宿屋か酒場、もしくは自分の家以外の場所でログアウトしてしまうと、キャラクターはその場に5分間取り残された状態になります。
もちろんこの間に襲われたりしたら当然死んでしまうでしょう。
キャンプファイアーをしてベッドロールを使う、姿を隠して人気のないところでログアウトする、という特殊な方法もありますが、基本的にゲームの中断は宿屋か酒場で行うようにして下さい。
ただし何かの攻撃者になっていると、これらの場所でもすぐにログアウトは出来ません。
戦闘後すぐのログアウトは避けた方がいいでしょう。
(戦闘後、2分以上経っていれば大丈夫です)
実は初心者(Young)の間は、宿屋や酒場でなくてもどこでも瞬時にログアウトできます。
しかし後の事を考えて、宿屋や酒場でログアウトする習慣をつけておいた方がいいでしょう。


・Trammel と Felucca

2000年4月に導入されたUOルネッサンス(UO:R)という仕様の変更以来、UOの世界は二重世界になっています。
今いる世界と同じ地形の世界が、もう1つある訳です。
この世界は、片方を Trammelトランメル・トラメル)、もう片方を Feluccaフェルッカ) と言います。
Trammel と Felucca では、他のプレイヤーに対してのルールが違います。
Trammel は他人へ危害を加える事が禁止された世界で、ここでは他の人を攻撃したり、他の人の持ち物を盗んだりする事はできません。
他の人の移動を妨害したりする事のないよう、キャラクター同士がぶつかる事もなくなっています。
他の人に攻撃できるのは、「ギルド」という組合に加盟しているメンバーが、許可された者同士で行なう場合のみです。
ゲームを初めて開始した人が最初にいる世界も、この Trammel です。
一方、Felucca は他人へ攻撃が可能な世界で、他の人を攻撃する事はもちろん、他人の持ち物を盗んだり、無関係の人が倒したモンスターからアイテムを奪ったりする事もできる世界です。
従来のUOはこの世界だったのですが、初心者が上級者に襲われて無為に殺されるのを防ぐため、このような2重世界にされました。
また、Felucca のガードは、モンスターには反応しません。
街中の魔法攻撃も、Trammel では無効ですが、Felucca では可能です。
全体として上級者向けになっているのが Felucca です。
まだ初心者の人は、最初にいる Trammel から出る必要はありません。
Felucca に行かなければならない必要はなく、Trammel だけでゲームをプレイし続けることも可能です。
他に、Ilshenar(イルシェナー)や Malas(マラス)という新世界に行く事も出来ます。
ここは基本的には Trammel のルールですが、強力な敵がその辺りをうろついていたりするので、ある程度強くなってから行くようにした方がいいでしょう。
それぞれの世界の移動にはムーンゲートを使うか、ムーンストーンというアイテムを使うのですが、とりあえず Felucca の事は知識として覚えておくぐらいで良いでしょう。
Felucca に行くのならば、ゲームに十分慣れ、誰かに殺されても文句の言えない事をわかった上で行くようにして下さい。
ただ・・・ Felucca では、鉱石や革、木材などの資源の産出量が2倍になったり、スキルの上限を上げられる「パワースクロール」を入手できるという特典もあります・・・
まあいずれにせよ、かなり強くなってからの話ですね。
なお、Trammel ではカーソルの色が金色、Felucca ではカーソルが灰色で木は枯れ木になっているという、外見的な違いもあります。
これらをみれば、どちらの世界にいるかがすぐわかるようになっています。


・街中での禁止行為

街の中はガード(衛兵)により守られています。
ガードは絶対的な強さをもち、街の中で犯罪行為を犯した者を問答無用で処罰(死刑)にします。
街の中で禁止されている犯罪行為には、次の様なものがあります。
・他人を攻撃する。(物理攻撃、魔法攻撃の両方を含む)
・他人のペットを攻撃する。
・盗みをおこない、見つかった場合。
・自分に無関係の人間の死体(オールネーム時に名前が青い死体)を漁ったとき。
とにかく、攻撃をしたり攻撃系の魔法を使ったりしたらダメ、という事です。
これは逆に言うと、街の中では攻撃されることがないという事であり、つまり街の中は安全です。
もしあなたが誰かに街の中で攻撃されたり、盗みを受けたりした場合は、すぐに「guards」と叫んで下さい!
衛兵が飛んできて、加害者を瞬殺することでしょう。
(ただし、犯罪行為以後15秒以上経ってもガードが呼ばれなかった場合は それ以後にガードを呼んでも無効となります)
ですから、guards というセリフはいつでも使えるようにマクロ登録しておきましょう。
別に被害者が呼ばなくても、近くの誰かが呼んでも有効で、コンピューターの動かしているキャラクター(NPC)が呼ぶこともあります。
ただ、先ほど上げた街中での犯罪行為は Trammel にいる限り、他人からそのような被害を受ける事はなく、しようとしても出来ません。
でも、重要なことではあるので、覚えておいてください。


・ガード圏内の範囲

ガードに守られているのは街の中だけとは限りません。
Britain の街はかなり街の郊外までガードの守備圏内ですし、特定の場所にはガードポストとよばれるガードの詰め所があったりもします。
また、移動に便利なムーンゲートの周辺もガード圏内です。
そこがガード圏内かどうかは、画面左下に表示されるメッセージを見れば分かります。
移動中に「ガード圏内に入りました」と表示されれば、そこから先はガード圏内です。
逆に、「ガード圏外に出ました」と表示されれば、その先はガードの守備圏外です。
意外なところがガード圏内だったりする場合もあります。
動物を狩ったりする時は、必ずオールネームしてその動物が誰かのペットだったりしないかどうか確認するようにしましょう。
 (ペットは名前の上に [ペット] と書いてあります)
 (Trammel では他人のペットには攻撃できません)
なお、街中で平気で魔法や攻撃を行っている人を見かける事もあると思います。
魔法はたとえ攻撃魔法でも、自分自身に撃つのであれば街中でも問題ありません。
また、街で戦闘をしている人達は、ギルドという組合に入っている人達でしょう。
ギルド未加入者が人を攻撃したりするとガードに処罰されるので、マネしたりしないように。


・名前の色について

オールネームした時に、名前は通常青色で表示されていますが、犯罪者やモンスターは別の色で表示されます。
 ・通常の一般人 (青)
 
・犯罪者、自分に対する攻撃者や窃盗犯、動物やモンスター (灰色)
 
・殺人者、悪のNPC (赤)
青色の人を攻撃すると自分が犯罪者となります。
逆に、灰色の人や赤の人を攻撃しても犯罪とはなりません。
自分が何か被害を受けたときは、すぐにオールネームして下さい。
誰が加害者なのかをすぐに判別できます。
また、もし自分が何かの手違いで犯罪者になってしまうと、誰かに攻撃されても文句は言えません。 注意しましょう。
犯罪者の烙印(犯罪フラグ)は、2分間おとなしくしていると元に戻ります。
名前が赤色のプレイヤーは、何人ものプレイヤーを殺害している悪人です。
Trammel にはいませんが、もし出会ったらとにかく逃げて下さい。
(ただし、自分が初心者保護を受けている「Young」のうちは、攻撃や盗みは受けません)
オールネームは名前を知るだけではなく、相手の善悪も判断できる重要なコマンドです。
人にあったらまずオールネームを実行しましょう。
評判や犯罪については説明書の「キャラクターの成長」の「評判」のページも参照して下さい。
また、人やモンスターの死体にも色が付いています。
これは、自分がその死体から物を取れる権利があるかどうかを現しており
、灰色なら物を取る事が可能で、青色ならそこから物を取る事は禁止である事を意味しています。
例えば、自分が攻撃して倒したモンスターの死体は灰色です。
つまり、このモンスターから戦利品が取れると言う事です。
逆に、他人が攻撃して倒したモンスターの死体は青色です。
これは、自分はこのモンスターから戦利品を取ることが出来ないと言う事です。
青色の死体から物を取るのは、Trammel や Ilshenar なら不可能、Felucca なら可能ですが犯罪者になりますので注意して下さい。
自分が攻撃に参加していたのに倒したモンスターの色が青色だった場合は、自分がそのモンスターを倒すのに貢献した割合が少なかったということです。
なお、モンスターの死体は2分間経過すると誰から見ても灰色になります。
(つまり誰でも物を回収できるようになります)
また、自分の死体は、青色ですがアイテムの回収が可能です。 


・死んでしまったら・・・

不幸にも死んでしまい、ゴーストになった場合、復活するにはヒーラーの元に行かなくてはなりません。
ヒーラーは街のヒーラーの建物(治療所)にいるのでそこに向かいましょう。
また、街の外にもよく「ワンダリング・ヒーラー」と呼ばれるヒーラーが歩いています。
茶色のローブを着た人がそうですので、覚えておきましょう。
まあ、初心者(Young)のうちは、死んだら勝手にヒーラーに移動しますけどね。^^;
ヒーラーの元に行けばすぐに復活が出来ます。 特にペナルティーはありません。
ただし、アイテムは死体に残ったままなので、それがまだ残っているかどうかは分かりません。
悪人に殺されたりしたのでなければ、一応、回収に向かうといいでしょう。
ただ、持ち物の一部をモンスターが持って行く場合もあります。
(もちろん、心ないプレイヤーが持って行く場合もあります)
各地にある神殿でも、復活や毒の治療を行うことが出来ます。
ただし、Felucca の神殿は闇の派閥に占領されているため、復活や毒の治療は出来ません。


・アイテム保険について

先の項目で、「死ぬとアイテムは死体に残ったまま」と書きましたが・・・
実は、いくつか例外が存在します。
1つは、ブレスアイテムの場合。
「ブレス」とは「祝福」と言う意味で、この効果を持つアイテムは死んでも死体に残らず、復活するとそのまま持っています。
初期のアイテムでは、魔法を使うためのスペルブックがこれにあたります。
2つ目は、「Young」である(初心者保護を受けている)場合。
初心者保護の期間中は死んでもアイテムは全て死体に残らず、復活時に保持したままになります。
そして3つ目が、この「アイテム保険」です。
自分のコマンドメニューを開くと、右の様な項目があるはずです。
これを選択してアイテムを選ぶと、そのアイテムに「保険」がかかります。
保険のかかったアイテムは、ブレスアイテムのように死んでも死体に残らず、復活した時にそのままバックパックの中に所持しています。
また、盗まれる事もありません。
ただし、「アイテム保険」をかけていると、死んだ時にアイテム1つあたり 600G のお金が必要になります。
(所持金がない場合は銀行から引き落とされます。その時、お金は小切手の中にある場合でも、そこから引かれます)
よって、アイテム保険があるからといって、死んでばかりいるとすぐにお金は尽きてしまうでしょう。
もしお金が足りなかった場合は・・・ そのアイテムは死体に残されてしまいます。
とても便利なシステムではありますが、利用時は十分に考えて行ってください。
死んで保険によってアイテムが取り戻された後、その保険は解除されてしまいますが、コマンドメニューの「アイテムの保険を自動的に更新する」を選んでおけば、以前保険がかかっていたアイテムには自動で保険が再度かけられます。
まあ、Young(初心者保護)を受けているうちは死んでもアイテムは失わないので、初心者のうちは関係ありませんね。
しかし、初心者保護がなくなったら、これは重要なシステムの1つとなります。
大切なアイテムを守るためにも、今のうちに覚えておきましょう。
(ちなみに・・・ もし他のプレイヤーに殺された場合は、保険の支払いは半額になります。
また、そのうちの半分が、殺したプレイヤーに振り込まれます)


・取引の方法

他の人と物々交換をする場合には、トレードウィンドウと呼ばれる専用のウィンドウが開きます。 

(画像は 2D の取り引きウィンドウです)
他人にアイテムを移動させると自動的にこのウィンドウが開きます。
渡したいアイテムを自分の欄に置いてください。
双方が青いボタンにチェックと入れれば取引成立です。

チェックを入れる前に、相手のアイテムをクリックして数をよく確認してからにしましょう。
なお、一度置いたアイテムはウィンドウをキャンセルして取引中止しないと、取り出す事が出来ません。
これは、取引成立寸前でアイテムの数を抜き取るサギを防止するためです。
間違った時は一度ウィンドウを閉じて、もう一度やり直しましょう。

・アイテム詳細の表示形式

なお、アイテムなどにカーソルを合わせるとその詳細が表示されますが、この表示の設定もオプションで変える事が出来ます。
オプション画面の一番右上にあるマウスのタブ(ボタン)を押すと、「インターフェイス」 の設定画面が出来ます。
ここには 「アイテムプロパティの表示モード」 という設定があります。

最初は 「Follow Mouse」 になっていて、これだとカーソルを合わせるだけでアイテム詳細が出ます。
ここを 「Single Click」 にすると、クリックしてからアイテム詳細が出るようになります。

設定画面の下のほうにある
アイテムプロパティアイコンを常駐させる」を選べばこの設定を簡単に変えられるアイコンが出てきます。

表示設定は別に変えなくてもいいですが、一応、ゲームをやっている時に邪魔になることもあるので、変更できる事は覚えて起きましょう。


・悪人への警戒を

「街の中は安全」と言いましたが、実は街の中でも犯罪の被害にあったり、殺されてしまったりすることはあるのです。
UOでは悪人もプレイヤーであるため、そういう人はあの手この手で他人に危害を加えようとします。
あまり肩肘張るのも何ですが、警戒心は常に持っておきましょう。
例えば一見親切に見えても、街の外に連れ出そうとする人には注意しましょう。
ガード圏外に出てしまえば、そこは無法地帯です。
いきなり魔法で動けなくされて、持ち物を盗まれたり攻撃されたりしても誰も守ってはくれません。
銀行前にシーフ(泥棒)がいるのは日常茶飯事です。
隠れている泥棒がいきなりアイテムを盗むかも知れません。
周囲を歩いて誰かいないか確認するのもいいでしょう。
(隠れている人にぶつかると、左下にメッセージが表示されます)
隠れ身(Hiding)のスキルがあれば、使っておけば安全です。
道ばたに無造作に置かれた箱にも要注意です。
罠が仕掛けられているかもしれません。
もちろん、他人への危害が禁止されている Trammel にいれば、こうした被害を受ける事はないでしょう。
しかし詐欺によって大金を騙し取ろうとする卑劣な人がいないとは限りません。
街の中は確かに安全ですが、法の網をくぐる犯罪者もいます。
あまり他人を信用しすぎるのも問題ですので、覚えておきましょう。
そして Felucca では・・・ 常に用心するのを忘れないで下さい。


・初心者保護(Young)の効果と期間。

新しいアカウントで、最初のキャラクター設定で「上級者」を選んでいなければ、キャラクターは初心者保護を受ける「Young」のキャラクターになります。
これは初心者を様々なトラブルから守るものですが、具体的に下記の様な効果があります。
たくさんありますが、とりあえず青字のものだけ覚えておけばいいでしょう。

 ・Young は他のプレイヤーから攻撃を受けません。(魔法、ペットの攻撃も含む)
 ・モンスターは通常、Young を攻撃しません。(一部、攻撃するモンスターもいます)
  Young はモンスターが敵意を示しているというメッセージを受けます。
  (ただし、ダンジョンでは襲われます)

 ・Young が死ぬとヒーラー(治療師)の場所に荷物ごと飛ばされます。
 
・Young は自分がとどめを刺さなかったモンスターからは2分間の間
  そのモンスターの持ちものをとることができません。

 ・Young が倒したモンスターから、他の人は持ち物を取ることができません。

 ・Young は他のプレイヤーなどから盗みを働く事はできません。
 
・Young は盗まれたアイテムを受け取ったり拾ったりする事ができません。
 ・Young はスタミナが満たんでなくとも他の人を乗り越える事ができ、また
  その際にスタミナを消費しません。
  Young を乗り越えるのもスタミナを必要としません。(Felucca のみ)

 ・Young のペットや召還生物を乗り越えるのにスタミナは消費しません。
 ・Young はそうでないプレイヤーに支援魔法や包帯を使うことができません。
 ・次の呪文は Young は使うことができません。
  Wall of Stone、Energy Field、Paralyze Field
 ・次の呪文を Young が使っても、他のプレイヤーに影響を与えません。
  Fire wall、Poison Field

 ・Young とそうでないプレイヤー間でペットを委譲・友人指定することはできません。

ただし、初心者の保護(Young)はいつまでも受けられるわけではありません。
キャラクターが次の条件を満たすと、Young ではなくなります。

 ・総プレイ時間が40時間以上になった時。
 ・スキルの合計が450になった時。

また、初心者の保護を自分から破棄する事も可能で、
I renounce my young player status(@ヤング解除)」というと、Young ではなくなります。
まあ、初心者の保護をみずから破棄する必要はないでしょう。
保護されている間に UOのプレイ方法やルールを学んで、来たるべき本格プレイに備えましょう。
あと、初心者保護を受けたプレイヤーは、銀行に 「Young チケット」 というものが入っています。
これは別の初心者チケットを持っている人を探し、Wクリックして相手のチケットに使う事によってプレゼントがもらえます。
(ウィンドウ上では使えません。プレゼント選択ウィンドウはは一人が使えば両方に表示されます)
 初心者チケットを使ったときのプレゼントですが・・・  
六分儀
髪型変更券
スペルブック
(1〜4までの呪文付き)

花火の出る杖
望遠鏡
染料と染め桶
  となっています。
スペルブックとは、魔法を使うための呪文書のことで、ここで貰えるものには、最初からレベル1から4までの32種類の呪文が書き込まれています。
ゲーム的には、これを貰うのが一番いいでしょう。
ただ、最初の職業選択で魔術師を選んだり、スキルの選択で魔法のスキルを選んだ人の場合、すでに必要な魔法が書き込まれたスペルブックを持っているので、他のものの方がいいかもしれませんね。


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