2nd Circle


2th の魔法もまだ初歩の魔法ぢゃ。
特に修行を積んでいない者でも何とか使う事ができるぢゃろう。
このサークルには主にステータスを変化させるものが多いが、
多用される魔法は少ないのぅ。
ぢゃが、解毒の魔法は重要なので、よく覚えておくように。

基本詠唱時間 約 1 秒 (公式:0.75)
基本使用マナ
必要最低スキル なし
Magery 20 時、成功率 64.2%
Magery 30 時、成功率 89.2%
ほぼ成功率100%スキル値 34.3


Agility (アジリティー、敏捷)
呪文
Ex Uus       (開・上)
概要 対象の DEX を一時的に上昇させる
対象 ターゲット1体
消費マナ  
使用秘薬 Blood Moss()、Mandrake Root(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 (( Eval INT ÷5 )+1)×6 秒、または、( Eval INT ×1.2)+6 秒
(どちらでも結果は同じ)
Eva Int 効果時間
0 6秒
50 66秒
100 126秒
120 150秒
効果 (Eva Int ÷10)+1 DEX (割り算の端数は切捨て)
Magery 50 時、DEX 6 上昇。
Magery 100 時、DEX 11 上昇。
対象の DEX を一時的に上昇させる魔法ぢゃ。
DEX が上がればスタミナの最大値も上がる。スタミナが上がれば攻撃スピードも上がるのぢゃが・・・
例によって、DEX が数ポイント上がったからと言ってそんなに目に見える効果がある訳でもない。
まあ、普段使う事のない魔法の一つぢゃのぅ・・・
DEX が上がっても速く走れたり回避率が上がる訳でもないしの。

薬なら DEX を最大 20 上げられるので、DEX を増やしたいならこっちぢゃろうな。


Cunning (カンニング、狡猾)
呪文
Uus Wis       (上・知)
概要 対象の INT を一時的に上昇させる
対象 自分
消費マナ  
使用秘薬 Mandrake Root()、Nightshade(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 (( Eval INT ÷5 )+1)×6 秒、または、( Eval INT ×1.2)+6 秒
(どちらでも結果は同じ)
Eva Int 効果時間
0 6秒
50 66秒
100 126秒
120 150秒
効果 (スキル÷10)+1 INT(割り算の端数は切捨て)
Magery 50 時、INT 6 上昇
Magery 100 時、INT 11 上昇
カンニングで INT を一時的に上昇させると言う、何となくずるい魔法ぢゃ。
INT の上昇する量は他のステータス変化魔法と同じく、魔法スキルに依存しておる。

マナの回復速度は INT と 瞑想スキルの合計で決まっておるので、この魔法で上昇させておけば多少は回復速度が早くなるかもしれんが・・・
まあ、効果時間はそれほど長くはないし、あまり役に立つ魔法ではないのぅ。
じゃが、5th のマジックブラストの魔法は、攻撃力が INT に関係しておるので、使う前にこの魔法を使用しておけば、一応攻撃力を高める事が出来るぢゃろう。


Cure (キュア、解毒)
呪文
An Nox      (消・毒)
概要 対象の解毒を試みる。
対象 ターゲット1体
消費マナ  
使用秘薬 Garlic()、Ginseng(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 即時
効果 解毒成功率はスキルに依存。
(術者の魔法スキル×0.75)−(毒レベル×31)+100 (%)
(公式は 素晴らしき毒の世界 より)
毒を直す RPG お馴染みの魔法、もちろん冒険には必要不可欠ぢゃ。

解毒は必ず成功する訳ではない。その成功率は魔法スキルと毒の強さに関係しておる。
魔法スキルが高く、毒が最も弱い Lesser Poison(Lv1) なら、まず確実に解毒出来るぢゃろう。
しかし最高クラスの毒 Deadry Poison(Lv4)や Lethal Poison(Lv5)だと、GM スキルの魔術師でも解毒に失敗する確率が高い。
ぢゃがまあ、毒を受けたら成功率など気にせず、この魔法で一刻も早く解毒しようとする事ぢゃ。
一定間隔でダメージを受け続ける毒は呪文の詠唱の障害にもなるため、魔術師にとって最も嫌な攻撃の一つぢゃ。すぐに解毒できないと致命的な事になる恐れもある。
ただ、解毒の魔法の詠唱を毒ダメージで妨害される場合もあるから、解毒を試みる時は、詠唱が終了するまで何度も呪文を唱えることになるかもしれん。

一番確実な解毒方法は、効果の高い解毒薬を飲みまくることぢゃ。
昔より魔法による解毒の成功率は下がったようぢゃから、解毒魔法が使える場合でも、念のため解毒薬を携帯しておく方が安全ぢゃな。


Harm(ハーム、負傷)
呪文
An Mani      (消・治)
概要 対象に冷気属性のダメージを与える。
対象 ターゲット1体
消費マナ  
使用秘薬 Garlic()、Ginseng(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 即時
効果 Eva Int / 冷気抵抗 / Inscription 修正あり。
基礎ダメージ 5〜6。
EI 30 で約 10〜12、EI 60 で約 15〜18、EI 90 で約 20〜24 ダメージ。
ヒールの呪文を正反対に作用させた呪文で、魔力によって相手の生命力を奪う魔法ぢゃ。
UO:AoS による魔法力の大変化により、冷気の属性を持つようになった。

この魔法は攻撃魔法なのぢゃが、他の魔法とは少し作用が違う。
相手と隣接していれば本来の十分な効果が得られるのぢゃが、そこから離れると威力が半減してしまうと言う、距離によって効果の変わる魔法になっておる。
相手より1歩離れただけで威力は半減、3マス以上離れたら威力はほとんどなくなってしまう。

ぢゃが、離れて戦うのが魔術師の基本ぢゃから、敵に隣接しなければ十分な効果のないこの魔法は正直言って使い辛いし、ムリに高い効果を狙うのは危険ぢゃ。
しかしダメージは 2th の割には高く、詠唱時間も短いので・・・ 難しい所ぢゃな。
まあ、この呪文の使い方はお主等で考えてみるのも良いぢゃろう。
ただ、モンスター相手に使うには、やはり威力不足は否めない所ぢゃ。


Magic Trap(マジック トラップ、魔法の罠)
呪文
In Jux      (創・危)
概要 自分が所持している箱に魔法の罠を仕掛ける。
対象 箱1つ
消費マナ  
使用秘薬 Garlic()、Spider's Silk()、Sulfurous Ash(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 永続(開けるまで)
効果 開けると爆発、ダメージは 10〜50 のランダム。
ターゲットの箱に魔法の罠を仕掛ける魔法で、本来はシーフ対策のために研究された魔法だと思うのぢゃが・・・
ブリタニアでは、別の用途で使われる場合が多い。

この魔法の罠をかけた箱を開けると、5th の Paralyze (麻痺)の効果が解ける。
パラライズの魔法は一定時間たつかダメージを受けるまで動けなくなる魔法なのぢゃが、この魔法の罠をかけた箱を開けると、ダメージは受けるが、それで麻痺が解けるのぢゃ。
麻痺したままだとモンスターの接近を許してしまうし、相手が人間の場合はその隙に強力な連続攻撃を食らうかもしれん。もちろん Felucca で PK に襲われた時も麻痺させられると絶体絶命ぢゃ。
それらを防ぐため、慣れた冒険者達はこの魔法をかけた箱をいくつか用意して冒険に出かけ、麻痺した時は素早くこの箱を使って難を逃れていた。
この箱はパラライズを防ぐ箱という意味で、一般に「Anti Para BOX(アンチ パラ ボックス)」(アンパラBOX、APB など) と呼ばれておる。
備えあれば憂いなし、という訳ぢゃな。

じゃが、この魔法の威力は UO:AoS の魔法力の変化により、急に増加してしまった。
よって、パラライズの魔法を受けたからと言って、この罠で麻痺を解除するのも危険になっておる。
パラライズの麻痺を受けたとき、そのまま解除を待つか、この箱を使ってダメージを受けてもその場を離脱するか・・・ 二者択一になった訳ぢゃ。

なお、この箱を他人が開けても Trammel ではダメージを受けなくなった。
また、自分が持っている箱にしか使えなくなったので、他人の家のドアにこっそり使っておくイタズラも出来なくなっておるぞ。 だれじゃ、残念がっておるやつは!


Magic Untrap (マジック アントラップ、魔法罠解除)
呪文
An Jux      (消・危)
概要 箱に仕掛けられた魔法の罠を解除する。
対象 箱1つ
消費マナ  
使用秘薬 Blood Moss()、Sulfurous Ash(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 即時
効果 魔法の罠を(確実に)解除する。 
これこそ今となっては意味のない魔法ぢゃ・・・
元々はマジックトラップの魔法によって仕掛けられた、魔法の罠を解除するために使用するものだったはずぢゃ。
しかし、今はマジックトラップはパラライズを解除するために使うものぢゃから、それを魔法で無くしてしてしまってどーするという感じぢゃ。
この魔法の効果はスキルに関係しておらず、GM メイジのかけたマジックトラップでも、見習い魔術師のマジックアントラップで確実に解除できる。 が、それもどーでも良い話ぢゃな。
魔法の罠以外の罠、つまり街やダンジョンの宝箱に仕掛けられている罠はこの魔法では全く解除できないから、ますます意味なしぢゃ。

でもまあ、最近はマジックトラップの威力も上がっておるから、防犯用にマジックトラップを使う機会もあるかもしれんかのぅ・・・?


Protection(プロテクション、加護)
呪文
Uus Sanct      (上・護)
概要 一定時間、攻撃を受けても一定確率で呪文の詠唱を妨害されない様になる。
対象 自分
消費マナ  
使用秘薬 Garlic()、Ginseng()、Sulfurous Ash(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 永続。 再使用で解除。
効果 魔法の詠唱妨害を受けなくなる。 ただし、以下のデメリットを持つ。
・物理抵抗が -15 (ただし、Inscription 20 あたり1軽減)
・Magic Resist スキルが -35.0 (ただし、Inscription 20 あたり1.0軽減)
・魔法の詠唱時間が「ファストキャスト -2」となる (30%の詠唱時間上昇)
この魔法は術者の周囲に魔力の飛散を防ぐフィールドを張り、呪文詠唱中に攻撃を受けて精神集中が妨害されても、そのまま魔法の詠唱を継続出来ると言うもので・・・
まあ要するに、呪文の詠唱が妨害されにくくなる魔法ぢゃ。

この魔法の効果は UO:AoS によって大きく変わっておる。
詠唱妨害を受けなくなる、という効果は代わらないのぢゃが、その代わりにデメリットを受ける。
まず、物理抵抗が -15 され、マジックレジストのスキルも -35.0、さらに呪文の詠唱時間も延びる。
ただ、永続的に効果のある魔法になっており、再使用しない限り効果が切れることはない。
デメリットは書写のスキルで若干軽減可能ぢゃ。

呪文の詠唱時間が延びるのは辛いところぢゃが・・・ なんとかアイテムで補完できれば、詠唱妨害を受けないと言うのは魔術師にとって魅力的であるのは確かぢゃろう。
ただし、この魔法の使用中は、アイテムのファストキャスト(呪文詠唱時間短縮)の効果の上限が0となるので注意ぢゃ。
「ファストキャスト」の効果は通常時は上限が「2」じゃが、この魔法の使用中は、効果も上限も -2 される。 つまり、ファストキャストの効果てんこ盛り装備で、プロテクションがあっても高速詠唱! という事は出来ないわけじゃな。

なお、暗殺者 Gray 氏の検証によると、パラディンの魔法には効果がないとの事ぢゃから注意して欲しい。


Strength(ストレングス、強化)
呪文
Uus Mani      (上・治)
概要 対象の STR と 最大HP を一定時間、上昇させる。
対象 ターゲット1体
消費マナ  
使用秘薬 Mandrake Root()、Nightshade(
詠唱時間 約 1 秒
効果時間 (( Eval INT ÷5 )+1)×6 秒、または、( Eval INT ×1.2)+6 秒
(どちらでも結果は同じ)
Eva Int 効果時間
0 6秒
50 66秒
100 126秒
120 150秒
効果 (Eva Int ÷10)+1 STR (割り算の端数は切捨て)
Magery 50 時、STR 6、MaxHP 9 上昇。
Magery 100 時、STR 11、MaxHP 15 上昇。
対象の STR、つまり力を上昇させる魔法ぢゃ。
さらにこの魔法を使うと STR に関連している 最大HP も増やす事が出来る。
増加量は STR の上昇値の約 1.5 倍となっており、つまり STR が 10 増えれば、最大 HP は 15 増加する。

力が増せば直接攻撃のダメージも増えるし、最大HP が増えればもちろん死ににくくなる。
戦士なら使っておきたい魔法と言いたい所ぢゃが・・・ その効果は魔法スキルに依存しておるため、魔法の苦手な戦士の場合、あまり高い効果は期待できない。
まあ白ポーションなら最大 20 ポイント上昇させられるから、戦士はそちらの方がいいぢゃろう。

この魔法はどちらかというと、物を持ちきれなくなった時に便利な魔法ぢゃ。
STR が増えれば持てる重量の最大値も増える。
バーゲンセールで思わず買い物をしすぎて荷物が重すぎて持って帰れない時でも、この魔法で筋力アップすれば軽々運んで家路につく事が出来る・・・ かもしれん。
めちゃめちゃ買いすぎた時は例外ぢゃぞ!

(データ内の「公式:」の表記は王国魔術師(ORIGIN)の公式発表データです)
(また、「素晴らしい毒世界」の Gray さんの検証データも一部参考にさせて頂いています)



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