優先株式と普通株式

2008年05月04日 15:06 | 知っ得情報

現状では上場・売買可能なものは【伊藤園第1種優先株式(25935)】のみだが、今後増える可能性があるということで事例として紹介。この優先株は伊藤園が2007年に発行したもので、原則的に議決権はないが配当などの面で優遇措置を受けられるというもの。この優先株の場合、普通株の配当の25％増しの配当を受け取れる。

「優先株も普通株も同じ企業の株式なのだから、別々に持っていても優待は一つでは?」と考えるかもしれないが、伊藤園の場合は「普通株主と優先株株主は別個に計算して優待を提供する」ルールになっている(しかも優待内容・株数区分は同等)。つまり普通株1単元と優先株1単元をそれぞれ持っていれば、通常ならば2人分の優待を1人で受け取ることが出来る計算になる。

残念ながら伊藤園の優待は自社商品で、お米やお米券では無い。しかし将来、優先株を発行し、優待としてお米やお米券を設ける企業が出てくるかもしれない。

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