ネクロマンシーの基礎

クックックッ・・・ よく来たな。
ここは魔法魔術学院の秘密の部屋、「ネクロマンシー」の地下研究室。
俺はここの講師をしているグレイニンだ。

なに? おまえはニセタルの弟子ではなかったのかって?
ふん、あんな老いぼれの魔法など足元にも及ばんわ。
だが魔法の基礎はネクロマンシーでも大事なため、利用させてもらって
いるまでだ。

ここでは暗黒大陸マラスより持ち込まれた素晴らしき邪悪と闇の秘術、
死霊魔法「ネクロマンシー」について教えている。
お前もこの力を目の当たりにすれば、すぐにでもその力の虜となるだろう!

・魔法の使用に必要なもの
まず、ネクロマンシーの魔法に使うのに必要なアイテムと技術の説明をしておく。
が、その前に・・・ もしお前が普通の魔法の使い方も知らないというのであれば、まず ニセタル の所に行って、その基礎だけでも学んで来い。
ネクロマンシーと言えど、その使い方や道具は通常の魔法と酷似している。
普通の魔法の基礎も解らないのでは、ネクロマンシーの秘術など理解できるはずもないからな。
まあ、ネクロマンシーと普通の魔法を併用しようと言うのでなければ、個々の魔法の内容までは知る必要はないぞ。
では、以下は普通の魔法の基礎は知っているものとして話を進めていく。

まずは魔法を使うのに必要なアイテムと技術の説明をしておこう。
ネクロマンシーに必要とされるのは以下の4つだ。
1・呪文の書かれた 「ネクロマンシー用の」 スペルブック
2・「ネクロマンシー用の」 秘薬
3・マナ(MP)
4・「ネクロマンシー用の」 魔法の技能(スキル)
つまり、必要とされるものの種類は普通の魔法と同じだが、そのほとんどでネクロマンシー専用のものを用意しなければならない訳だ。

=スペルブック=
ネクロマンシーには普通のものとは異なる専用のスペルブックが必要となる。
それは緑色でスカルのマークが付いている。 () どうだ、なかなかクールだろう。
もちろん中身が空っぽでは意味がない。
中にネクロマンシーの魔法が書き込まれていなければ、その魔法は使えない。
ネクロマンシーの魔法のスクロールは緑色なので、すぐに判別する事が可能だ。(
しかしこれらは NPC の店では販売されていない。
手に入れるには、モンスターを倒して入手するか、他のプレイヤーとトレードするか、もしくはプレイヤーベンダーから購入するかだ。
まあ、普通の魔法のスクロールよりは入手手段が限られている訳だな。

=秘薬=
魔法力を物質界に発現するための触媒 「秘薬」。 もちろんネクロマンシーでも必要となる。
しかしネクロマンシーは通常の魔法と系統が異なるため、必要となる秘薬も異なる。
ペイガン(Pagan)とも呼ばれるこのネクロマンシー専用の秘薬は、以下の5種類だ。
Batwing (蝙蝠の翼)
Pig Iron (俗物の鉄)
Grave Dust(墓地の土)
Nox Crystal(毒のクリスタル)
Daemon Blood(悪魔の血)
これらは街の魔法屋で売られている。
ネクロマンシーのメッカであるマラスのアンブラで売っているのはもちろん、最近はブリタニアの各魔法店でも取り扱うようになってきた。
これもネクロマンシーが世界に広まっている証だろう。 良い傾向だな。
これらの秘薬は普通の魔法と同じく、魔法を使うごとに消費するため、大量に必要となる。
余裕があれば買いだめしておくのがいいだろう。

=マナ(Mana)=
普通の魔法と同じく、当然マナも消費する。
これに関しては普通の魔法と全く同じ認識で良いので、特にここで述べる事はない。
ネクロマンシーをメインに使っていくのであれば、当然マナ回復を優先して金属製の防具は付けるべきではないのだが・・・
しかし、ネクロマンサーは「魔法戦士」的な性質も持ち、術の効果も近接戦闘を補助するものがある。
それを考えると防具も欲しいところなので、ここは考えどころだな。
魔法戦士として行くのであれば、瞑想の代わりに Focus(フォーカス)のスキルを習得すべきだ。
このスキルなら金属製の防具を装備していてもマナ回復を早める事が出来る。
なお、最初にお主がネクロマンサーとしてブリタニアに生を受けたのなら、瞑想の代わりにこのフォーカスを 30 ほど習得している。

=ネクロマンシーの技能(スキル)=
ネクロマンシーを使うには、当たり前だが、普通の魔法とは異なるスキルを習得しなければならない。
そのスキルは暗黒力の本体である 「 Necromancy(ネクロマンシー) 」、
そしてその補助となる 「 Spirit Speak (スピリットスピーク、霊話)」だ。
他にはマナ回復に必要な Meditation(瞑想)や Focas(フォーカス)などだな。
ネクロマンシーとスピリットスピークの2つは密接に関係しており、いくつかのネクロマンシーの魔法の効果はスピリットスピークによって増減する。
さらに、召還魔法である Summon Familiar (サモン ファミリア)は、召還可能な使い魔がスピリットスピークの影響も受けるため、実質このスキルがないと意味がない。
さらにネクロマンシーには回復魔法が存在しないため、ネクロマンサーの戦いにおいてスピリットスピークを使う事は必須となる。
つまり、Magery(魔法)とEval Int(知性評価)の関係以上に、ネクロマンシーには霊的エネルギーをコントロールするスピリットスピークが必須になる訳だ。
回復スキルであるスピリットスピークは単体でも役立つものであるため、ネクロマンサーなら必ず習得すべきものと心得るべし。
マナの項目でも書いたが、Meditation(瞑想)を習得するか、Focus(フォーカス)を習得するかは、お主の戦闘スタイルによるだろう。


 2・魔法の使い方
ネクロマンシーの魔法の使い方だが・・・ これは普通の魔法と変わらない。
スペルブックをダブルクリックかマクロで開き、使いたい魔法を選択する。
もしくは、マクロの Cast Spell でその魔法のマクロを直接使用するかだ。
スペルブックを開くと、書き込まれている魔法がリスト表示されたメニューページが開かれる。
魔法をダブルクリックするとそれを使用でき、シングルクリックだとその魔法のページが開かれる。
そこに表示されたアイコンをダブルクリックしても魔法を使用でき、アイコンは画面の好きな場所に引っ張り出して、ウィンドウ内に配置する事も出来る。

まあ要するに、普通の魔法と全く同じと言う事だな。
ちなみに上の画像は 2Dクライアントのもので、3D クライアントだと少し違うが、青いボタン()を押すとその魔法を使い、魔法名の横の ボタンを押すとその魔法の詳細ページが開かれる。
ページめくりは だ。
まあ、これも見ればすぐ解るだろう。
もちろん、魔法の呪文の詠唱中にダメージを受けると詠唱は中断されてしまう。
使う場合は特殊な場合を除いて、敵との距離をとって行ってくれ。

以上がネクロマンシーの基礎だ。
すでに普通の魔法を使った事があるなら、別に難しいものではなかったはずだ。
さあ、この素晴らしい邪悪なる闇の秘術、さっそく試してみると良いだろう!


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