魔法の使用の基礎 |
ブリタニア魔法魔術学院へようこそ!! 魔力に満ちたこのブリタニアでは魔法は生活必需品とも言える 一般的な技術ぢゃ。 もちろん高度な魔法となると相応の腕前と知識が必要になるが、 移動のための魔法や暗闇で目が利く魔法など、魔術師でなくとも 普段の生活で必要になる魔法は多い。 |
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しかし、この世界の魔法は「どらくえ」とか「FF」とか言う他の世界の魔法 とはやや趣が違っておる。 まずは魔法を使うための最低限の基礎知識を、ここで説明するとしよう! |
1・魔法の使用に必要なもの
まずは魔法を使うのに必要なアイテムと技術の説明をしておこう。
これらがないと魔法は使用不可能ぢゃ。
ブリタニアで魔法を使うのに必要となるものは、以下の4つぢゃ。
1・呪文の書かれた スペルブック
2・秘薬
3・マナ(MP)
4・魔法の技能(スキル)
1つでも欠けておれば魔法は使用できんが、揃えるのはそんなに難しい事ではない。
では、それぞれの説明をしていこう。
=スペルブック=
スペルブック(Spell book、)とは、「呪文書」の事ぢゃ。
ブリタニアで魔法を使う者は必ずこれを携帯しておかなければならない。
これには各種の呪文を書き記す事ができ、そのスペルブックに書かれておる魔法を使う事が出来る。
つまり、「スペルブックに魔法が書かれている = その魔法を覚えている」 という事ぢゃ。
このスペルブックは赤色の本で、最初の職業の選択で「魔術師」を選んだか、「上級者」の設定で魔法のスキルを選択しておれば、基本的な魔法が書き込まれたものを最初から持っておる。
そうでない場合は街の魔法屋で買わなければならんが、そう高いものではない。
定価で 18G ほどぢゃ。
ただし、街で買ったスペルブックは中身が空っぽぢゃから、後から魔法を書き込まなければならんぞ。
スペルブックに魔法を書き込むには、その魔法のスクロール(Scroll、巻物のこと、)をスペルブックにドロップ(スペルブックの上に移動)させれば良い。
その魔法がまだ書き込まれていないものなら、巻物は消え、魔法がスペルブックに追加される。
言わば、これで魔法を「覚えた」事になる訳ぢゃな。
巻物は街の魔法屋でも売っており、値段は魔法の種類によってマチマチぢゃが、これもそんなに高くはない。
例えば、右の初歩の魔法「クリエイトフード」なら 6G ぢゃな。
ただ、街の魔法屋では 1th 〜 4th (レベル1〜4)までの簡単な魔法しか売っておらんし、一部の魔法が売り切れの場合もある。
それ以外の魔法の巻物は、モンスターから入手するか、街の郊外の冒険者(プレイヤー)の店で買うか、「書写」の技能を持つ者に作ってもらうかになる。
まあ稀に冒険者の売った高度な魔法の巻物が街の魔法屋で売っている場合もあるが、基本的には足りない分は街の郊外の冒険者の店で買う事になるぢゃろう。
街の外に出て店員(黄色ネーム)のいる建物を回っていれば、そのうち巻物を売っている店も見つかるはずぢゃ。
中には、多くの魔法がすでに書き込まれたスペルブックを売っている店もあるかもしれん。
もちろんそのスペルブックを買えば、いきなり多くの魔法を使える事になる。
まあこのブリタニアでは、魔法を覚えると言うのはそう難しい事ではない。
大変なのは、その魔法を失敗なく、高い効果で使いこなす事の方ぢゃ。
ちなみに、スペルブックは死んでも失う事はない。
復活した時に手元に残っているはずぢゃ。 盗まれる事もないから、安心して欲しい。
=秘薬=
ブリタニアの魔法が他の世界の魔法と大きく異なる点がコレぢゃ!!
ブリタニアでは魔法の効果を発現させるのに「秘薬」というアイテムが必要となる。
言わば、魔法の材料となる物が必要になるのぢゃ。
しかもそれは、魔法を使うごとに消費する。
これを大量に用意しておかないと、いくら高い魔法の技量やマナ(MP)があっても魔法を使う事が出来ない訳ぢゃな。
秘薬には以下の8種類がある。 まずはこの種類を覚えておいて欲しい。
Black Pearl (黒真珠) Mandrake Root (マンドレイクの根) Blood Moss (血のコケ) Nightshade (ナイトシェイド) Garlic (ニンニク) Spider's Silk (クモの糸) Ginseng (高麗人参) Sulfurous Ash (硫黄の灰)
魔法を使用する際には、これらの秘薬を1〜4つ必要とする。
例えば、「クリエイトフード」と言う魔法ぢゃと、Garlic(ニンニク)、Ginseng(人参)、Mandrake Root(マンドレイク) の3つの秘薬を必要とし、使う度にこの3種の秘薬が1つずつなくなっていくのぢゃ。
秘薬は街の魔法屋で売っておるから、魔法使いなら大量に購入しておかねばならん。
ぢゃが、秘薬の値段は定価で1つ 3〜5G。 大量に買うとそれなりの金がかかる。
正直言って、ブリタニアの世界の魔法はお金がかかる不経済なものでもあるのぢゃ。
この世界に足を踏み入れたばかりの者にとって、これは少々辛いものとなる。
もしお主が魔術師でないのなら、魔法の修行は後回しにした方が良いかも知れん。
それと、お金に余裕が出来ても、いざ秘薬を買おうと思ったら売り切れだった、という事も良くある。
秘薬は魔法を使う者ならみんな必要になるから、魔法屋の在庫がなくなるというのは珍しくはない。
そういう時はいくつかの街の魔法屋をまわり、秘薬を探しまわる事も必要になるぢゃろう。
まあ店の方も定期的に仕入れをしておるし、売れ行きの良かった商品は多めに仕入れるようぢゃから、時間を置いてまた買いに行っても良いがの。
1時間ほど経てば、再び売り切れになっておらん限り、入荷しておるはずぢゃ。
お金に余裕が出来てきたら ある程度買いだめしておく事も必要になるぢゃろう。
=マナ(Mana)=
「マナ」とは、MP とか マジックポイント とか言うやつの事ぢゃ。
RPG ではお馴染みのやつぢゃから、いまさら説明はいらんかの?
魔法にはそれぞれ消費するマナが決められており、使うごとに術者のマナが減っていく。
マナが足りなくなったら、もうその魔法を使うことは出来ん。
マナの最大量はキャラクターの INT に比例しており、ステータスの INT が 40 なら、マナの最大値も 40 という訳ぢゃな。
消費したマナは時間と共に回復する。
魔力に満ちたブリタニアではマナは自然に回復していくから、宿屋とか馬小屋とかに泊まる必要はないぞ。
マナは瞑想(Meditaion)のスキルがあれば速く回復する。
スキルを使用してじっとしておれば通常時の2倍の速度で回復して行くし、さらに自分で使わなくても、普段の自然回復力も瞑想のスキルが高ければその分 速くなる。
ただし、金属を使った防具を装備しておると、逆にマナの回復速度は遅くなる。
プレートメイルと呼ばれる重装備の金属鎧を全身に装備したりすると、マナの回復速度はかなり遅くなるうえに、瞑想のスキルを使うこともできなくなるぞ。
魔術師なら防具は革製(Leather)のものか、布の衣類のみにすべきぢゃな。
鋲付き革防具(Studded Leather)も少し金属が使われているので、瞑想の障害になりマナ回復に悪影響が出る。 骨の防具もダメぢゃぞ。
=魔法の技能(スキル)=
ブリタニアの世界では魔法を覚えるのは難しい事ではない。
使いこなすのが難しいのぢゃ。
そして、魔法をどのぐらい使いこなせるかは、この魔法の「スキル(Skill)」による。
スキルとは技能の事で、魔法のスキルは 「Magery」 と言う。
最初に職業を魔術師にした者は、Magery(魔法)のスキルが 50 ほどあるはずぢゃ。
このぐらいのスキルぢゃと、4th(レベル4)ぐらいの魔法なら問題なく扱えるぢゃろう。
しかし Magery が 0 の者ぢゃと、4th の魔法を覚えても使用に成功することはまずない。
1th なら何とか使えるぢゃろうが、2nd の魔法も滅多に成功しないはずぢゃ。
この様に、魔法のスキルがなければ、スペルブックに魔法が書き込まれていても使えない訳ぢゃな。
他の世界の魔法の様に、覚えたらすぐバリバリ使える訳ではないので注意してくれ。
とりあえず、魔法のたしなみが全く無い(Magery が 0 近く)なら、街の NPC の魔術師(魔法屋の店員など)から魔法を習って、ある程度の魔法は使えるようになっておくべきぢゃ。
街の人からの技能の習い方は「初心者の館」の「強くなろう」のレクチャーを見てくれ。
魔法の技能は、魔法の使用に成功すれば少しずつ上がっていく。
ただし、簡単すぎる魔法では上達しにくいし、逆に難しすぎる魔法では成功しないから上がらない。
自分の技量に合わせた魔法で修行せねばならん。
修行中にも秘薬を使うし、そう簡単には上達しないし、その修行はなかなか大変なものぢゃ。
ぢゃが集中して修行せんでも、普段から魔法を使っていればそのうち上がって行くぢゃろう。
自分のペースに合わせて訓練するのがお勧めかの。
2・魔法の使い方
さて、いよいよ実際の魔法の使い方を説明するぞ!
魔法を使うには、スペルブックから使う方法、アイコンから使う方法、登録したマクロから使う方法の3つがある。
まずは基本となるスペルブックから使う方法を説明しよう。
手持ちのスペルブック()をダブルクリックすると、呪文書のページが開く。
初期設定で、ALT + B キーを押しても開くはずぢゃ。
呪文の書を開くと、下のようなウィンドウが出てくるぢゃろう。
これが呪文書のメニューぢゃ。
ここには覚えている魔法がサークルごとに分類されて書かれておる。
「サークル」とはレベルの様なもので、つまりレベル1の魔法、レベル2の魔法という具合に、その魔法の難易度に合わせて分かれておる訳ぢゃな。
魔法には第1(1th)から第8(8th)までのサークルがあり、呪文書には1ページ1サークル分の魔法が書かれておる。
ここで魔法の名前をダブルクリックすると、その魔法を使う事が出来るぞ。
1回だけクリックすると、その魔法の詳細ページが開かれる。
ちなみに上の画像は 2Dクライアントのもので、3D クライアントぢゃとちょっと違う。
3D クライアントの場合は青いボタン()を押すとその魔法を使い、魔法名の横の ボタンを押すとその魔法の詳細ページが開かれるぞ。
ページめくりは ぢゃ。
さて、魔法名を1回クリックすると表示される魔法の詳細ページについてぢゃが、ここには魔法のアイコンや使用する秘薬がかかれておる。
ここで重要なのはアイコンぢゃ。
この「魔法アイコン」はダブルクリックでその魔法を使う事が出来るのぢゃが、ドラッグ(マウスのボタンを押しっぱなしにして移動)する事により、画面の中の好きな場所に引っ張り出す事が出来るのぢゃ。
これを画面の使いやすい所に置いておけば、その魔法を使いたい時にわざわざスペルブックを開かなくても、アイコンをダブルクリックするだけで魔法を使用する事ができる。
とても便利ぢゃから、魔法を使うなら必ず覚えておくべきぢゃな。
最後に、マクロキーを通して魔法を使う方法。
「マクロ」とは、ボタン1つで特定の行動が出来るように登録する事で、物を使ったり 装備を着脱したりするのを好きなボタンに登録できるのぢゃが、魔法の使用もマクロに登録できる。
マクロの登録の仕方は「初心者の館」の「最初にすべき事は?(マクロ解説)」のページで解説されておるから、そちらの方を見ておいてくれ。
マクロ登録の画面で 行動の選択で「cast spell」を選び、横の枠から使いたい魔法を設定しておくと、以後はそこで登録したキーを押すだけでその魔法を使う事が出来る。
ボタン1つで使えるから、最も素早く魔法が使える手段ぢゃの。
あまりたくさんの魔法を登録すると、どこに何を登録したか忘れそうぢゃが・・・ よく使う魔法は使いやすいキーに登録しておくのがお勧めぢゃ。
以上の方法で魔法を使うと、両手を前に出したり 手を広げたりして呪文の詠唱を開始する。
その魔法に合わせた呪文のセリフも表示されるはずぢゃ。
3D クライアントぢゃとキラキラしながらダンシングし始めるが、別に魔法使いがダンスマニアな訳ではない。
呪文の詠唱が終わったら、魔法の効果が現れるか、魔法を使う対象を選択するターゲットカーソルが現れるはずぢゃ。
そして魔法を使うと、その魔法に使用するマナと秘薬が消費される。
もし魔法の呪文の詠唱中に攻撃されたりしてダメージを受けると、魔法の詠唱は中断されてしまう。
ぢゃから敵を目の前にして魔法を使うのは難しい。
詠唱時間の長さに応じて、敵との距離を取る必要があるぞ。
あと、実はもう1つ、魔法を使う方法がある・・・
魔法の巻物()を使う方法ぢゃ。
魔法の巻物はスペルブックに魔法を書き込むのに使うと説明したが、これ自体を使って魔法を使うことも出来るのぢゃ。
しかもその場合は、秘薬を必要としない。
まあ、巻物は使い捨てぢゃし、マナは必要になるがの。
使うのは単にその巻物をダブルクリックすればよい。
そうすればその巻物の魔法が使えるはずぢゃ。
魔法に失敗しても巻物はなくならんから、成功するまで何度でも試す事が出来る。
そして重要なのは、巻物で魔法を使う場合、難易度が2サークル分低くなる という事ぢゃ。
つまり、第4サークル(4th、レベル4)の魔法を使う時でも、巻物を使えば第2サークル(2th)の魔法の難易度で扱える。
その分 成功率は高いし、魔法の技能が低くても使えるのぢゃ。
巻物の使い所は色々ある。
4th の移動の魔法「リコール」を使うには、6th の「マーク」という魔法を使って場所を記憶させなければならんが、6th のマークを巻物を使って唱えるようにすれば、4th が使える技能で両方とも唱える事が出来る。
8th の復活の魔法は非常に高度な魔法ぢゃが、巻物なら 6th の魔法の技能で扱えるし、4th の移動の魔法をピンチの時に失敗なく使うために、巻物を用意しておくという手もある。
魔法の技能を覚える余裕のない戦士が、移動の魔法を巻物に頼ると言う手もあるぢゃろう。
マナが必要になるため、その魔法で消費するマナの分の INT は必要となるが、巻物は魔法の技能が十分でない者にとって、うまく使うと便利なものであると言えるぢゃろう。
3・魔術師に必要な技術
基本的な魔法の使い方の説明は以上ぢゃ。
最後に、魔術師としてやっていくのに必要となる技能を説明しておこう。
前述した通り、魔法を使うための技能は「Magery(魔法)」のスキルなのぢゃが、魔術師ならばそれ以外にも必要となるスキルがある。
まず、「Meditation(瞑想)」というスキル。
魔力の源となる術者の「マナ」の回復速度を速める技能ぢゃ。
マナの回復速度はこのスキルと術者の INT によって決まっており、双方が高いほどマナの回復が早くなる訳ぢゃな。
ただしすでに述べたように、金属製の防具を装備するとこのスキルに悪影響が出る。
防具は革製か布の服にとどめるように。
マナが尽きると魔法は使えんから、連続で魔法を使う必要のある魔術師にとって、必須のスキルと言えるぢゃろう。
次に、「Evaluating Intelligence(知性評価)」という長い名前のスキル。
略して「EI」とか「Eva Int」とか呼ばれる方が多いのぅ。
これは魔法の攻撃力や、一部の魔法の効果を高める力を持っておる。
魔法に対する防御力を示す「Magic Resist(魔法抵抗)」というスキルがあるが、それと対になるスキルぢゃ。
相手の魔法抵抗よりも術者の EI の方が高かった場合、攻撃魔法のダメージが増加する。
具体的には、EI が 30 で呪文の基礎ダメージが約2倍になる。
EI が 60 なら約3倍、EI が 90 なら約4倍ぢゃ。
ぢゃが、魔法を使った者の EI よりも受けたものの魔法抵抗が高い場合は、ダメージは減少される。
つまり、魔法攻撃を行う魔術師なら絶対に必要となるスキルぢゃ!
まあ逆に言うと、もしお主が戦士や生産者で、魔法を移動か回復にしか使わないのであれば、このスキルは必要ない事になるの。
次は、補助的な効果を期待できる「Inscription(書写)」のスキル。
このスキルは魔法の巻物を作るための補助スキルぢゃが、その技量に精通しておれば、魔法の力をさらに引き出すことが出来る。
具体的には、攻撃魔法の力を最大(スキル100時)で 10%ほど向上させる。
まあそんなに大きな変化ではないが、ないよりあった方が良いのは覚えておくべきぢゃな。
また、絶対必要と言うわけではないが、これもあった方が良いのが「Wrestling(レスリング)」ぢゃ。
これは素手での攻撃命中率や回避率に影響しており、魔法を使う時は両手が空いている(または魔法の本を持っている)必要があるから、つまり素手という事になる。
このスキルがあれば魔法を唱える時の回避率が上がり、呪文の詠唱も妨害されにくくなる訳ぢゃな。
ぢゃが、十分な距離を取って魔法を詠唱するようにすれば良いし、このスキルがなくても EI (知性評価)や Anatomy(解剖学)のスキルが高ければ、素手の攻撃回避も高くなる。
魔術師なら EI は高いぢゃろうから、無理に必要なスキルという訳ではない。
しかし EI による回避率の上昇は Wrestling の半分ぢゃから、乱戦時にはやはりレスリングの心得があった方が、身軽に攻撃をかわせるぢゃろう。
まあ覚えられる技能には限界もあるから、ちょっと辛いところぢゃがの・・・
と、言う訳で・・・
魔法についての基礎の説明は以上ぢゃ!
魔法は必ずや、お主のこの世界での生活の助けとなる事ぢゃろう!