よう!

ORIGINで探索することが可能になるであろう新たな世界について何か話すため、Mark Vittek、別名「Ghosthacker」がここにやってきました。

さて、あなた達のある程度は以前のOriginゲームで私の名前に気づいたかもしれないし、不思議に思っていることでしょう、「Crusaderシリーズのリードデザイナーは、Ultimaを作ることの何を知っているんだ?」と。本当のことを言えば、私は大抵の人々が気づいているかもしれないものよりも多くのUltimaに取り組んでいるのです(C 64、Amiga、あるいは日本製のFM Townsといったプラットホームは思い出せますか?)。もしSerpent IsleやUltima 8をプレイしたのであれば、あなたは私が作った森とダンジョンを歩いたことになります(あなた達のかなりが、PaganでのMountain Kingの間で今でも私をのろっていることを私は知っています)。ですから、ORIGINの環境構築を監督するのに誰かが必要だとJeff Andersonが言ったとき、「そこにあれば、それをする。問題はないね。」と、私は思いました。

さて、2年間の計画と建設の後、私が今まで取り組んできた中でも、最も挑戦的なUltimaであることを認めねばならないでしょう。一人用のゲームでは、全ての気配りは主要なキャラクタが大部分を費やす場所に限って集中されます。しかし、オンラインゲームは「広大な」環境を持ち、何千ものプレイヤーがこれから来る何年もの間環境内で過ごすであろうから、多大な量の努力と資源をその制作物へと注がねばなりません。

これから始めようという人達のために、探索をするための広大な場所だけではなく、多種多様な土地をも同様に私達はプレイヤーへと提供したかったのです。主な3大陸は、それぞれの豊かな歴史(Legends欄を参照のこと)に基づいた環境があり、それにより街、荒野、そして森林に多様な様式をもたらしています。技術とMeerの大陸からやって来たモンスターは今までのUltimaでは見られなかったように、生き物の分布さえ非常に異なっています。

ただ、世界を構築することは、単に家と木を設置しているだけではありません(そんな風に簡単だったらいいのですが)! デザイナー達は仮想的な環境を面白くするだけではなく、何千ものプレイヤーが日々の行動をこなすのに実用的であるよう気配りをせねばなりません。私達は実際、交通渋滞を解消するための「仮想都市計画」に取り組んでいました。私達は地図を作成し、プレイヤー達はどこへ最も行くのかの構想を練りました。混雑の多い場所を減らすため、交易の盛んな地域はプレイヤー達が手早く用事を済ませ立ち去れるよう、街の端に配置されました(実際の都市も、そういった配慮を以って計画されればいいのにと私は思います)。

荒野を好む人達のために、自治都市を無駄に遠く感じさせることのないよう、都市間に積極的な探索をする冒険者達のための十分な空間を設けることを私達は試みました。都市間にあるいくつかの「橋渡し役となる」ムーンゲートは、狩場へと行く機会を広げると同時に、近くの宿屋と店のある村落は、日常必要となるもの(冒険の必需品、安全なログアウトなど)のためにわざわざ都市へと戻る必要を減らします。

荒廃した城砦、壊滅した小屋の集まり、そしてトーテム像のような視覚的な手がかりは、モンスターの縄張りに踏みこんだという警告をプレイヤーへ与えることでしょう。注意深いプレイヤーは、「すげえな、オークの砦か。汚ねえ緑のケツをしたやつらをやっつけにでも行くか。」あるいは、「あぁ。どうやらOverlordの領地に迷い込んだようだ。奴らに気づかれる前に、さっさと来た道を引き返そう...」と、思い起こさせることでしょう。

荒野の探索をよりいっそう面白くするため、今のところ私達はPOI(「Points of Interest - 興味をそそる地点」)を作っています。美術の技能と作家の創作力を用い、主要な都市間にある地域は冒険でずっと時間を費やせるよう、どんどん中身が増えていっています。世界はPKとPKではない地域に隔てられているとは言え、新旧どちらのプレイヤーでも幅広い冒険をする体験を等しく持てるよう、どちらの地域も細部に至るまで同じように気を配っています。

やはりチームにいる他の人達は、スキル、戦闘、魔法などに対して興奮をしています。プレイヤー達が大陸じゅうを駆け巡り、彼らが見つけたクールな新発見の地についてボード上にメッセージを残してくれるのを見、私は興奮することになるでしょう。私にとって興奮を生み出し仮想環境を作り出すことは、仕事の中でも最高にやりがいのあることなのです。新たなSosariaへと乗り出す全ての人がそこを冒険することで、それを作り出した私達と同じ位やりがいのある体験を見つけられることを私は望みます。

快活な冒険者達へ