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米公式サイト〜Team Comments
【Ben Hanson [2000/10/20] 】

2000年 10月 20日

スキルのつながり

以前のチームコメントの手紙内で、私はスキルツリーの基本的なデザインコンセプトについて論じました。そして今、プレイヤー主導経済を支援するため、どう私達のスキルツリーを互いに動作させるのかを扱いたいと思います。

技術系殴打武器の熟達を実現し、究極のKinetic Maulの作成を依頼したいと思うウォリアーを例にとってみます。彼の望みをKinetic武器類の分野における熟練した細工師へと託すには、彼の冒険という本職で獲得した財産の大半を使い尽くすであろうことを知ります。価格がそれほどまでに高い理由は、細工師がそのアイテムを完成させるのに使わなければならない期間があるためなのです。

武器製造は、採掘師から始まります。何故なら、製造に使われる材料は平凡な鉄の採掘師では手に余るであろう、伝説的なValoriteだからです。金属の採取に人生の多くを捧げた採掘師のみがその鉱石を掘り起こし、インゴットへと精錬することが出来るでしょう。何故なら、Valoriteは最も危険な地域以外では探し出せないからであり、細工師は希少性のある金属を十分集める仕事に取り組んでいる間に守ってくれる、非常にすぐれたメイジとウォリアーの助けを借りることを余儀なくされます。これは明らかに、採掘師がそのインゴットを手放すのに相当な金額を請求してくることでしょう。

そのインゴットを手にし、殴打武器作成の分野に精通した鍛冶屋を探し出さねばなりません。何故なら、私達のウォリアーは本当に強力な武器を依頼したからであり、それはただ熟練した殴打武器の鍛冶のみが相応しいものとなるだろうからです。その鍛冶は殴打武器作成に長けていなければならないだけでなく、Valoriteの扱いにも有能でなければなりません。この材料を用いた武器作成は無視できない期間とスキルを使うことになるでしょうから、彼の請求する手数料は僅かなものにはなりません。

そのMaulがきちんと製造された後、熟練したKinetic武器の細工師は、それをKinetic Maulへと変換する作業を行うことになるかもしれません。この過程は、自身に使われる材料のコストなしには出来ません。まず初めに、その細工師はもう少しのValoriteを必要とするでしょう。この段階で粗悪な鉄を使うことは、完成された武器の総体的な品質を傷つけかねません。彼はまた、発明家の細工師から購入せねばならないKineticコイルをも必要とします。発明家の細工師は、(もちろん、採掘師によって採取された)金属のインゴットから作成されるコイル用のバネで始まる、Kineticコイルを作成せねばなりません。Kineticコイルにするため、それらのバネはまず、「Kinetic Vapors」ポーションのエネルギーが吹き込まれていなければなりません。これを提供してくれるのは、溶岩の錬金術師以外の何者でもないのです。

溶岩の錬金術師は、秘薬からKinetic Vaporsポーションを作成します。秘薬は、異なる原材料から収穫されねばなりません。薬草類の秘薬を手に入れるには熟練した採取者が必要となり、岩石類の秘薬を手に入れるには熟練した秘薬採掘師が必要となります。「バジリスクの眼」のような秘薬は、生き物からのみ手に入ります。そういった場合、収穫者は生き物を倒し、そこから取り出すスキルを十分に持っていなければなりません。ポーションを調合するために必要な秘薬にかかわらず、錬金術師が望む材料を手に入れるために取り引きをせねばならないのは、疑う余地もありません。

Kinetic Maulが首尾よく完成されれば、仕事を成し遂げるための半ダース以上の取り引きは達成したのかもしれません。まだこれを全て終えた後でも、その新しい武器に魔法をかける選択がそのウォリアーにはあるのです。その選択を行うと、その魔法をかける過程を終えるためには採掘師、水晶加工師、メイジ、細工師、そして鍛冶屋との間でさらに多くの取り引きが発生することになるでしょう。

魔法をかけることについてのさらに込み入った話は、またの機会に。

Ben Hanson
aka Mobius
Lead Designer, ORIGIN Live



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