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JGNNについて〜JGNN創設者からの挨拶

 はじめまして。私がJGNN(Japan Game News Network)の創設者であり、代表でもある猪野清秀(いの・きよひで)です。私がなぜJGNNというグループを作り上げ、スタッフの協力のもとに各NNグループを運営しているかについてお話したいと思います。

 私がMMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game:多人数同時参加型ネットワークロールプレイングゲーム)にはじめて出会ったのは1998年の初頭、出会ったタイトルは『Ultima Online』でした。操作も複雑で電話料金も必要、カード決済のみでしか料金を支払えない(当時はまだゲームタイプ〜プリペイドカード〜は存在していませんでした)というこの新しいタイプのゲームは、私にとっては「複雑過ぎて面白くないに違いない」タイトルの一つでしかありませんでした。しかし雑誌で次々にその面白さが伝えられ、身近にいる人が熱心にプレイしている様子を見ているにつれて、私もまるで磁石に吸い寄せられる砂鉄のように、「オンラインで展開されるネットワークゲーム」の魅力に取りつかれていったのです。

 パソコン通信時代のチャットですでにぼんやりとしたものを感じてはいましたが、『Ultima Online』をプレイしていくにつれ、私はハッキリと感じるようになりました。インターネットを利用して運営されるMMORPGは、世界中につながっているネットワークを介して行われる、新しいコミュニケーションの1スタイルだ、と。世界中からアクセスされて構成されるその世界は、単なる遊びとしてのゲームではなく、「Virtual World」(さる所で教えられてはじめて分かったのですが、英語の意味では「Virtual」とは「名目ではない、実質的・本質的な世界」という意味を指すそうです)に他ならないと。

 今までのどんなゲームとも違う、そしてゲームという枠にはめることすら出来ない魅力を『Ultima Online』に感じた私にとって、MMORPGが素晴らしい可能性が秘めていることを確信しました。日本ではまだインフラなどの問題から普及が遅れてますが、ここ数年の間に必ずや日本でも常時定額高速インターネット接続の普及が実現します。そうなれば、MMORPGもこれまで以上に日本で広まり、一般的なゲームとなるに違いありません。

 その一方で『Ultima Online』をプレイしている時に感じたのが、「新しいジャンルであるMMORPGに対して、それに対応する新しい情報配信であるスタイルが日本ではまだ確立されていない」ということです。例えば『Ultima Online』ならば、海外ではUOSS(Stratics Group)やUO Vault(Vault Group)をはじめとした有名グループがMMORPGという新スタイルのゲームにマッチしたサイトの構築を行い、コミュニティー形成に一役買っています。ところが日本にはそれに類するものが存在しないのです(もちろんリンク集やゲーム総合サイトは山ほどありますが)。

 「将来日本でも必ずやMMORPGは普及する」「だけどMMOPRGのスタイルにマッチしたサイトが無い」そう感じた私が具体的にどんなことを思い、そしてどのようなことをしようと考えたかについては、「意義と目的」にて語られています。同じ事をなぞるだけになってしまいますので、詳しくはそちらをお読みください。簡単にまとめると「どこにもないのなら自分で作っちゃおう」「ファンサイトはいっぱいあるから、それらをリンケージして情報チェックサイトみたいなスタイルもいいな」という二つの考えが融合して出来たのがJGNNを構成するNNグループなのです。

 JGNNは日本向けのMMORPGを対象としています。残念ではありますが海外でのみサポートされているMMORPGは対象外になります。また、日本国内で販売がほぼ確定されていても、その品質、あるいはメーカー側の著作権の取り扱いの問題などから、NNグループとして立ち上げられない場合もあります。さらに私個人の力量や経済的問題・マンパワーなども問題として軽視できません。

 しかし、多くの読者やボランティアスタッフの支えがあるからこそ、ここまでJGNNを続けられてきました。また、これからも充実・発展・拡張を目指して続けて行こうという意思に変わるところはありませんし、応援して下さる方々の想いを受けてその意志はより強くなっています。

 至らないところもあるかと思いますが、今後ともJGNNとその傘下のNNグループをよろしくお願いします。また、ご協力の意図をお持ちの方は是非御連絡下さい。
(2001.2.4.) ※現在では日本国内におけるインフラも随分整備されてきましたね。進歩スピードの速さに驚きます。(2005.7.21.)

JGNNについて〜意義と目的

 JGNN(Japan Game News Network)はその根幹をNews Networkグループに置く任意団体です。JGNNは、「21世紀における通信ネットワーク・エンターテイメントの普及と活性化への情報配信面・ユーザー相互コミュニケーションからの助力、及びその先導役たる」べきことを第一義として掲げています。JGNNの設立意義、そして存在理由はまさにそこにあるのです。

 JGNN、特にその根幹を成すNews Networkグループは、現在の日本においては存在そのものの意義さえ無視されているのかもしれません。あるいは個人の趣味程度のもので十分だと思われているかもしれません。一般社会的にも、そしてゲーム業界内においてもそのような程度の認知でしかないのが現状でしょう。しかしながらネットワーク・エンターテイメントの中心である「パソコンにおけるネットワークゲーム」で日本の数年先を行く欧米諸国においては、JGNNと同様の目標を持った営利・非営利の団体(任意、法人を問わず)が複数構成され、それぞれが多数の支持者によって支えられています。そしてそれらの団体の、現在における欧米でのネットワークゲームの繁栄や広がりに与えた影響、助力は決して無視できるものではありません。むしろ、かの団体による情報の配信をはじめとしたバックアップこそが、今日の欧米におけるネットワークゲームの地位に一役買ったといっても過言ではないのです。

 さて、翻って日本ではどうでしょうか?国内においても『ウルティマ オンライン』をはじめとする多人数同時参加型のネットワークゲームが普及を見せ始め、日本国内におけるネットワークゲーム普及の最大の障壁だった通信インフラの問題も、ここ1、2年で確実に進歩を遂げています。恐らく21世紀の最初の数年間で、常時定額高速度通信環境が一般環境にもごく普通に広まることでしょう。そしてそれに前後して、日本でも独自の多人数同時参加型ゲームが運営され(あるいは海外からの移植が行われ)、オンラインゲームが普通に、当たり前のようにプレイされるようになることは間違いありません。

 その時代が日本に来た時、海外の団体のように、ネットワークゲームの繁栄や広がりに対して情報配信やユーザー同士のコミュニケーションなどの面において、助力を与え手助けをしてくれる団体は存在しているのでしょうか。JGNNは、その立場に位置できるよう、そしてしかるべき助力を与え、存在意義を再認識出来るよう、日夜努力を続ける所存です。
(2001.2.4.)

JGNNについて〜NN(NewsNetwork)グループ

 JGNN(Japan Game News Network)の根幹機関であるNews Networkグループは、インターネットをはじめとした通信ネットワークを用いたネットゲーム・オンラインゲーム、中でも多人数同時参加型(サーバー型)のゲームをメインターゲットとし、有力・活気に満ち溢れたファンサイトをリンケージして情報を集約し、擬似報道機関として報じるコンセプトで設立されました。

 News Networkグループによる情報の配信は対象となるゲーム自身の活性化を促すだけでなく、各ファンサイトとの情報伝達の相互補完や集約による情報の広域化、さらには各プレイヤーの感情移入の高まりを促進するものであります。そして読者によるニュース投稿が加わることで、さらなる対象ゲームの擬似社会の盛り上がりを後押しできるものと確信しています。

 News Networkグループの根本理念である「日本国内におけるサーバー型ゲームにNews Networkグループによる情報配信を行い、それぞれのゲーム自体、ゲームが形作る擬似社会やファンサイトを活性化させ、情報のやり取りを活発にする。そしてネットワークゲームそのものを盛り上げる」という目標達成に近づくため、JGNNは絶え間ない努力を続けているのです。
(2001.2.4.)

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