家と船について |
マイホーム・・・ ああ、なんと甘い響きでしょう。 (説明書より)
マイホームや自家用船は現実と同じく、UOでも夢の一つです。
家があれば自宅で安全にログアウトできますし、安全な仕事・修行の場にもなります。
もちろんアイテムをたくさん保管しておくことも出来ます。
しかし、高い買い物ですので、そう簡単に手に入るわけでもありません。
UOプレイヤーの当面の目標・・・ それはこの家の建設でしょう。
・家の設置
家を建築するには、「家設置ツール」と呼ばれるものを購入する必要があります。
これは 「House Placement Tool」 という名前で、見た目は望遠鏡です。 町の大工屋さんで、700G 程度で販売されています。 |
これをダブルクリックで使うと、設置する家を選択するウィンドウが出てきます。
このうち、「クラシックハウス」とは決められた形の家を設置するもので、簡単に設置してすぐに使う事が出来ます。
「カスタマイズハウス」は、自分で外装・内装などを作成して自分のオリジナルの家を作り出す事が出来るものです!
しかし、かなりの大金も必要になるので注意して下さい。
カスタマイズハウスの場合は、何もない土台だけをまず設置する事になります。
家のタイプやサイズを選択すると、半透明の家のイメージが出てきて、
実際にどこに設置するかを決定します。
家を設置するには、 家の周囲に1マスの障害物(道も含みます)のない 土地が必要で、 さらに家の前後5マスに他の家がない場所でないと 建てられません。 もちろん、地面に起伏があってもダメです。 また、ガード圏内への建設は禁止で、 |
しかし状況によっては、低い障害物ならば建設可能な場合もあります。
左の図は家を横から見た断面図です。 家の周囲には壁がありますが、これは 地面まで続いています。 しかし家の床は地面に着いている訳では |
この床下の浮いているスペースなら、
高さの低い障害物があっても建設の邪魔になりません。
どんなものが建築の障害になるかですが、
その上をキャラクターが歩けないもの(ぶつかるもの)が障害物です。
逆に、その上を歩けるものであれば、石などでも障害とはなりません。
(ただし、道は障害物となります)
家を建てるための理想の土地探しは大変かもしれません・・・
しかし、オリジン公式ページにおいて「家建設のための土地探しも冒険の一つでしょう」
というコメントが出た事もあります。
辺境地なども含め、色々と探してみましょう!
ただし、家は1つのアカウントで、1件のみです。
もしあなたがすでに別の家を持っているのなら、
新しく家を建てたり、家を譲ってもらったりすると、
前に持っていた家は「接収状態 (Condemned)」となり、5日後に消滅してしまいます。
(他のシャードにある家でも、古いほうは5日後に消滅します)
通常、1人で何件もの家を所持する事は出来ないと思いましょう。
また、家を所有しているアカウントが停止させられた場合、
アカウントの課金が停止してから 90 日後に家は接収状態となります。
ただしこの場合、90日以内にアカウントを再開すれば、元の状態に戻ります。
家の建設に成功したら、バックパックと銀行に家の鍵が一つずつ入ります。
建てたばかりの家にはまだ鍵がかかっていませんが、鍵をWクリックしてドアに使えば鍵がかかります。
ドアに鍵がかかっていれば、以後は鍵を持っていれば、
ドアを普通に開け閉めするだけで鍵の開閉も行われます。
鍵のかかっているドアでその鍵を持っていなくても、内側からならドアを開けることができます。
この際、扉が閉じれば鍵は自動的にかけられます。
家を建てた時に手に入る鍵は「マスターキー」と呼ばれます。
これは家の所有者を表す大切な物なので、銀行に預けて持ち出さないようにして下さい。
鍵をかけて家を使う場合は、普段は「コピーキー」の方を使いましょう。
道具屋か細工屋で鍵を買い、Wクリックしてマスターキーの方に使えば 「コピーキー」
を作成できます。
成功すれば「You make a copy of the key.」と左下に表示されます。
Tinkering(細工)のスキルが低いとなかなか成功せず、鍵が壊れることもよくありますが、
スキル10程度でも何度もやっていればそのうち成功します。
ただし、今は家のアイテムが無断で持ち出されるという事はありませんので、
ムリに鍵をかけて家を使う必要はないかもしれません。
極端な話、鍵をかけずに開けっ放しにしていても特に困らないでしょう。
ただ、ペットが中にいると殺されるかもしれませんし、
ポーション樽は(外に出していると)誰でも使えるので、
鍵がかかっていないと入った誰かに中身を汲み取られてしまうかもしれません。
また、Felucca だと PK に押し入られる事もあるかもしれません。
ですから、昔ほど保安に気を使う必要はありませんが、
個人で使う家で心配な事があるなら、一応鍵はかけた方がいいかもしれませんね。
・家の種類と設定
家のオーナーか友人登録された人が家の看板をWクリックすると、
家のメニューが表示されます。
ここで家の各種設定を行う事が出来ます。
左はそのメニュー画面で「インフォメーション」の画面です。
ここでは家のオーナーや、固定(ロックダウン)できるアイテムの数、セキュア(アイテム保管箱)の数などを確認できます。下の方にある表示はその家が違法建築でないかどうかを判断する時に必要なものです。
ただ、建築基準に適合していなくても、現在の所ペナルティはありません。
(その家がバグを利用して建てられた場合は別ですが)家の名前もここで変更可能です。
家にはアイテムを固定することができます。
これをロックダウン(LD)と言います。
ロックダウンしたものは解除しない限り取ったり動かしたりできなくなります。
家具などの調度品や積み重ねた箱などは固定しておかなければなりません。
ロックダウンしていないアイテムは、全て時間によって消滅してしまいます。
また、セキュア(アイテム保管箱)というものを設置することも出来ます。
これはオーナーと共同所有者、友人登録された人だけが使用できるアイテム保管箱で、
セキュアの中身は他人に取られる事はなく、腐って消える事もありません。
さらに、この安全箱には重量制限がなく、どんな重いものでも入ります。
(ただしアイテムの最大個数は、普通の箱と同じく125個までです)
ロックダウン数も含めた、家の中に置いておけるアイテムの総数を、
「ストレージ数」 と言います。
セキュアやロックダウンの設定には、下記のコマンドを使用します。(喋ればOKです)
I wish to lock this
down (@ロックダウン) |
指定した物をロックダウンする。 |
I wish to release this (@ロックダウン解除) |
指定したロックダウン、およびセキュアを 解除する。 |
I wish to secure this (@セキュア) |
指定したコンテナをセキュアボックス (安全箱)にする。 |
I wish to place a trash
barrel (@ゴミ箱) |
立っている位置にゴミ箱を置く。 |
セキュアボックスは、設置時に「共有者(Co-owner)」
「フレンド(Friend)」と書かれたウィンドウが出てきます。
これは、そのセキュアをオーナーと共有者だけが利用出来るものにするか、フレンドも利用出来るものにするかの設定です。
ギルドハウスや、多人数でお店をやっている人は、これで個人用とメンバー用のセキュアを区別すると良いでしょう。
表の1番下の「ゴミ箱」と言うのは灰色をしたタルの形(
)をしていて、
入れたものが3分後に消滅してしまうものです。
アイテム整理にとても便利で、3分以内なら入れた物をまた取り出す事もできます。
必要なくなった場合は、斧を使えば破壊することが可能です。
アイテムをロックダウンしたりセキュアを設置できる数には制限があります。
これは家によって違い、看板の情報画面にその数が表記されています。
家の種類と、それぞれの家のロックダウン数は下記のようになっています。
プレイヤーが利用できる「クラシックハウス」は以下の通りです。
建築の際の参考にしてみてくださいね。
家のタイプ | ストレージ数 | ロックダウン数 | 店員数 |
All Small House(全ての小さい家) | 489 | 244 | 10 |
Small Shop(小さな工房。店舗用の家) | 489 | 244 | 10 |
Small Tower(小さな塔) | 667 | 333 | 14 |
SandStone Patio House(テラス付き砂岩の家) | 1265 | 632 | 24 |
Two Story Log Cabin(2階建てのログハウス) | 1265 | 632 | 24 |
Two Story Villa(2階建ての別荘) | 1265 | 632 | 24 |
Brick House(レンガの家) | 1576 | 788 | 28 |
Large Patio Houses(テラス付きの大きい家) | 1576 | 788 | 28 |
Both Two Story Houses(2階建ての家) | 1576 | 788 | 28 |
Large Marble Patio House(テラスと大理石の家) | 1576 | 788 | 28 |
Towers(塔) | 2437 | 1218 | 42 |
Small Stone Keeps(砦) | 3019 | 1509 | 52 |
Castles(城) | 4688 | 2344 | 78 |
上記のストレージ数やロックダウン数は、家設置時にも表示されるので参考にしましょう。
ロックダウン総数は、何もない場合にその家にロックできるアイテムの数です。
家の内装・装飾に仕えるアイテム設置数、と言ってもいいですね。
また、セキュアを1つ作ると、ロックダウン総数が125個分引かれます。
(つまりセキュアは中に入るアイテム125個分のロックを予め消費する訳です)
また、ロックダウンやセキュアとは別に、共同所有者(Co-owner)のみが
設置できる「Strong Box(金庫)」というものもあります。
これは共同所有者が「I
wish to place a strongbox(@ストロングボックス)」
と言えば足元に現れます。
中にはアイテムが25個まで入り、家のオーナーか設置した本人以外は
アイテムの出し入れをする事はできません。
中のアイテムは家のロックダウン数には無関係で、重量制限もありません。
付加的な保管庫で、ギルドハウスなどの共同の建物に家を持っていない人の
ための保管庫を設置する場合に活用できます。
他に家を持っているキャラクターの場合は共同所有者登録ができないため、
この Strong Box は活用できません。
家の中で安全にログアウトしたり出来るのも、家のオーナー(建築者)か、
共有者(Co-owner)、フレンド(Friend)登録された人だけです。
ただし、オーナーのアカウントの別キャラクターは、オーナーと似た権限を持つ
共有者(Co-owner)扱いとなります。
それ以外のキャラクターを共有者や友人として
設定するには、登録をしなければなりません。
看板メニュー画面で、上の「セキュリティ」のボタンを押すと、左のようなリストの画面になります。 ここで友人登録したい人を設定できます。
「共同所有者を加える」か、「フレンドの追加」を選び、現れたターゲットカーソルで登録にしたいキャラクターをクリックすればOKです。
このメニュー画面で登録を削除することもできます。
登録できる最大数は、共有者(Co-owner)が8人、フレンド(Friend)が50人です。
共有者と友人の違いですが、
共有者は、家の消去や譲渡、鍵の付け替え、公共化(パブリック化。店にする)
以外の家のオプション項目を全て利用できます。
つまり共有者は、ロックダウンやセキュアの指定や解除、
新しい友人の登録などが自由に行えるという事です。
一方、フレンドの方は、フレンド指定のセキュアを利用できる事と、
その家で安全にログアウトできる以外は、権限はありません。
共有者の登録は、本当に信頼できる人だけにしましょう。
なお、家のオーナーと同アカウントの別キャラは、
他の家のオーナーや共有者でない限り、共有者扱いになります。
ただし、「Strong Box」を設置する事はできません。
「人の出入りを禁止にする」という項目がありますが、
これは指定した人を家から追い出し、もう入れなくしてしまう命令です。
このウィンドウから選ばなくても、「I ban thee」と言っても同じ効果になります。
これを選択するとカーソルがターゲットカーソルに変わり、
これで侵入者をクリックすれば、相手は家の外に放り出されます。
そして家への立ち入りが禁止され、以後その家に入ることはできなくなります。
念のため、「I ban thee」というセリフはマクロ登録しておきましょう。
バン(Ban。立ち入り禁止)したキャラクターのリストは、
「出入り禁止者リスト」を選べば見ることができます。
3番目のオプションの項目には、家の特殊な設定などを行える項目があります。
ここには、家を譲ったり、撤去したり、 家の用途を変更したりなど、重要な 項目があります。 普段はいじらない方がいいでしょう。 |
「家の所有権を移動する」は、家を他人に譲るためのコマンドです。
これを選択し、譲りたい人を選ぶと、トレードウィンドウが開かれます。
この時、譲る側のウィンドウには氷色の権利書が表示されます。
これはクリックすると、オーナー名、家のタイプ、家の座標が表示されます。
もしあなたが家を譲ってもらう場合は、この氷色の権利書をクリックして、
それが確かにその家のタイプと座標になっているかどうかを確認して下さい。
また、家の取引は、その取引する家の看板の2マス以内に、
買い手と売り手の双方がいなければなりません。
「看板のタイプを変更」は、公共化(パブリック)にしている場合の選択です。
これを選ぶと家の看板を好きなものに変えることが出来ます。
もしその家が個人用(プライベート)だった場合は、ここには「鍵の変更」という項目があります。
これは、鍵を新しく付け変えるもので、鍵を盗まれた時などに使用します。
一番下の「この建物を パブリック/プライベート にする」は、建物の利用法を変えるものです。
「プライベート」とは個人用の家で、ドアに鍵をかける事ができます。
「パブリック」とは公共の建物で、鍵はかけられませんが、
ベンダーなどを置いて店舗として活用する事が出来ます。
どちらの用途で家を使うのかに合わせて変更しましょう。
家のオーナー、共有者、フレンドが、
それぞれどんな権限を持つかをまとめたのが以下の表です。
( 「実質上の共有者」とは、オーナーと同アカウントで、)
(他の家の共有者になっていないキャラクターの事です。)
(ヴァーチャル コ・オーナー とも呼ばれます)
(*)フレンドが使用可能なセキュアは、フレンド使用可能設定にされたセキュアのみです 所有者 共有者 フレンド 「実質上」の
共有者家を証書に戻す ○ セキュアなコンテナを設置・設定する ○ ○ ○ セキュアなコンテナを使用する ○ ○ ○(*) ○ アイテムをロックダウン/解除する ○ ○ ○ フレンドの登録/解除 ○ ○ ○ 共有者の登録 ○ 共有者の解除 ○ ○ 家で即時ログアウト ○ ○ ○ ○ ベンダーの設置 ○ ○ ○ ○ ストロングボックスを設置する ○ 家をパブリック/プライベートに設定する ○ ○ ○ 家の看板名を変更 ○ ○ ○ ○ アドオンを設置する
(炉など)○ ○ ○ BAN 登録/ BAN 解除/追い出す ○ ○ ○ ○ プライマリーハウスに設定する ○
・家のリフレッシュ (プライマリ と 接収状態)
初めて家を建てると、その家は 「プライマリーハウス(Primary House)」という状態になります。
プライマリーとは 「主要な」 とか 「第一の」 とかいう意味で、
つまりそのアカウントのキャラクターのメインの家である事を表します。
しかし、もしあなたが1つ家を持っている状態で、
さらに新しい家を建てたり、入手したりすると・・・
古い家は 「接収状態(Condemned)」 の家となります。
こうなってしまうと、その家は徐々に腐り落ちていき、約5日後に完全に消滅してしまいます。
つまり、1つのアカウントで家は1件しか所持できない訳ですね。
(シャードが違っていてもダメです)
ただし、接収状態の家でも、他人に譲渡(売却)する事は可能です。
新しい家を建てたので、古い家を誰かに譲る(売る)と言う事は可能な訳です。
また、アカウントが停止され、そのまま3ヶ月が経過すると、
そのアカウントが持っていた家は自動的に 「接収状態(Condemned)」 となり、
腐敗し始めて5日で消滅します。
この場合は、3ヶ月以内にアカウントを復活させれば、接収状態になる事を防げます。
家が腐敗し始めると以下のように家の状態を示すメッセージが表示され、
一番下の段階の後になくなってしまいます。
This house is like new. | 新品同様。 |
This house is slightly worn. | わずかな損傷。 |
This house is somewhat worn. | 多少痛んでいる。 |
This house is fairly worn. | かなり痛んでいる。 |
This house is greatly worn. | ひどく痛んでいる。 |
This house is in danger of collapsing. | この家は崩れる危険がある。 |
他に、旧制度の家(Granfathered house) と
Demolition pending(解体延期)という状態があります。
旧制度の家(Granfathered house) は、昔まだ複数の家を所持する事が可能だった頃に、
複数の家を持っていて、現在も持ち続けているアカウントの家です。
現在は、プライマリーハウスと変わらず利用可能です。
Demolition pending(解体延期)というのは、接収状態(Condemned)になる家に、
レンタルベンダー(他人に貸し出しているベンダー)がいる場合になる状態です。
この状態は接収状態とほぼ同じですが、回復させる事は出来ません。
ただ、レンタルベンダーの所有者に、ベンダーの所持品を返す猶予期間を与えるためだけに
存在している状態です。 通常はこの状態にはなりません。
・家の備品
家には仕事用の設備を設置することもできます。
鍛冶屋の炉、オーブン、はた織り機など、これらがあれば家を仕事場として活用することもできます。
家の備品は大工のスキルを使って作成する必要があります。
NPCは売っていないので、自分で作れない場合は大工のプレイヤーに頼むか、
家の設備を販売している大工プレイヤーのベンダーを探さないといけません。
設備は権利書の形で取引されています。
この権利書を家のオーナー(友人では不可)が自宅で使用するとターゲットカーソルが現れ、
設置場所を選択できます。
設置場所をクリックすると、仮設置され、
その状態で決定して良いかどうかのウィンドウが現れます。
良ければ OK を選び、ずれていたらやり直しましょう。
もし失敗したり必要なくなった時は、オーナーが斧を使用して破壊する事で、
権利書に戻す事が出来ます。
設備の種類については、「職業訓練所」の Carpentary(大工)の項目を参考にして下さい。
・違法建築
家を設置するには、このページの最初に書いてあったように、
家の周囲に1マスの障害物にならないマスが必要で、
南北5マスに他の家がなく、地面の段差がなく、ガード圏内でない場所でなければなりません。
しかし、これらの条件に沿っていない家も存在する場合があります。
その家のオーナーやフレンドの場合、看板をWクリックすると表示される
看板メニューの下の方に、その家の設置状況が書いてあります。
properly placed (この家は正しく配置されています) |
建築基準に適合している |
improperly placed (この家の配置は正しくありません) |
建築基準に不適合である |
Modern design (この家のデザインはモダンです) |
新しい家である |
Classic design (この家のデザインはクラシックです) |
現在の建築基準導入前 (1998/11/23以前)の家である |
建築基準に適合していれば問題ありません。
建築基準に不適合でも、それがクラシック(古い)家なら、これも問題ありません。
クラシックとは、現在の建築基準が制定される前に建てられた家だからです。
しかし、新しい家なのに建築基準に適合していない場合は、違法建築とみなされます。
もし家の取引をする場合は、この建築基準のチェックもしておきたい所です。
そのため、まずフレンドに指定してもらい、看板をWクリックして確認をしましょう。
もしこの建築基準が満たされていなければ、
その家は一度撤去すると、もうそこには建てられないという事になります。
・家の内装
プレイヤーのお店には、綺麗に飾った素晴らしい内装の家がたくさんあります。
家の利点には、その機能性以外に、
そこを好きな様にデザインできる、というのもあります。
建てた家は自分の空間です。好みに飾ればさらに使用感が増すでしょう。
大工屋には、この家の内装に使うための専用の道具を売っています。
ハウスデコレーションツール()というもので、値段は 10000G前後です。
使い方は、家のオーナーが最初にこのツールをWクリックすると、
「上」「下」「回転」と書いたウィンドウが表示されます。
「上」はアイテムの高さを1レベル上げる、
「下」はアイテムの高さを1レベル下げる、
「回転」はアイテムの向きを変えます。
用法を選択したら、操作したいロックダウン済みのアイテムを指定します。
すると、先ほど選択した通りにそのアイテムが動きます。
そのままツールをWクリックしてアイテムを指定すれば、
設定した用法通りに連続でアイテムを動かす事ができます。
用法を変更したい時は、ツールをWクリックして、ツール自身を選択して下さい。
「上」「下」「回転」と書いたウィンドウが出てきます。
これを使うと、時計を上に浮かせて壁掛け時計を作ったりでき、
椅子やテーブルの向きを簡単に合わせる事も出来ます。
なお、使用出来るのはロックダウンされたアイテムのみです。
また、全てのアイテムの向きが変更出来るとは限りません。
スタック(重なった)アイテムには使用する事はできません。
家の内装に関しては、さまざまなテクニックやアイデアがあり、ここでは説明しきれません。
UOのホームページには家の内装を専門に扱ったページもあります。
以下に有名な内装ページをあげておきますので、参考にしてみましょう。
・家のカスタマイズについて
UO の家は、まったく新しいデザインに自分で作り変える事ができます。
それが、「ハウスカスタマイズ」 です!
家をカスタマイズするには、カスタマイズ用の土台を設置しなければなりません。
よって、すでに「クラシックハウス」を建てている人は、立て替えが必要になります。
カスタマイズを行うには、家の看板メニューから「カスタマイズ」を選択します。
家のカスタマイズに使うウィンドウは以下の様な感じのものです。
左にはパーツの種類、右には階層などのボタンが見えます。
一番右の階層ボタンは作成する階層を変えるもので、3階建て+屋上まで作れます。
ただし、何階まで作れるかは土台の大きさによります。
また、右下の表示はお金で、そのカスタマイズを実際に確定(コミット)すると、
いくらの費用がかかるかの表示です。
カスタマイズは家の土台に数々のパーツを設置していく事で行います。
敷地内には様々デザインの床、壁、ドア、窓や階段、さらにテレポーターなども置く事ができ、かなり好みに合った家を作る事ができそうです。
まさに、自分だけの夢のマイホームを作れます!
デザインに使えるパーツは 1000 を超えます。
カスタマイズ中は、他のプレイヤーはそれを見る事が出来ない(実際にはまだ設置されていない)状態で、設計を終えて確定(コミット)してから実際にそれが建てられます。
お金はコミットを行った後にまとめて支払われます。
(銀行からの引き落としです)
もちろん、お金がなければコミット(確定)はできません。
窓は、壁のアイコンをクリックして開いた後、壁の一覧が表示されている部分の上にある、小さめの丸いマークに×印がしてある部分をクリックして下さい。
ここをクリックすると、×印が取れて窓の絵が出ます。
そして、一覧の壁の中に窓付きのものが追加されるようになります。
カスタマイズ(設計)を終えたい時などは、オプションメニュー()から
最後の設定をしますが、その項目が英語のためわからないかもしれません。
このオプションメニューの各項目は以下の様になっています。
つまり、一時保存は「Buckup」を、そのロードは「Restore」を、
設置は「Commit」を選べばよい訳ですね。
一度設置したカスタマイズハウスを再度リフォームしたい場合は「Revert」を選んでください。
カスタマイズの費用ですが、基本的には 1パーツ 500G です。
そして、コミット後の支払いは、正確には以下の様になっています。
カスタマイズ後の家の費用−カスタマイズ前の家の費用 = 総費用
以前は「カスタマイズ経費」という、
カスタマイズ時に必ずかかる手数料(?)みたいなものがありましたが、
これは 2004年9月のアップデートで削除されています。
カスタマイズ費用(家の費用)には、土台とパーツ費の双方が含まれます。
そして、カスタマイズ中に表示されている費用が、そのまま支払われる訳ではありません。
まず、表示されている費用からカスタマイズ前の家の費用が引かれます。
つまり、カスタマイズには差額分を払えば良い訳です。
例えば、土台が7万G、パーツが合計10万Gだった場合、表示は 17万G ですが、
何もない土台から作った場合、土台の費用は引かれますので、
実質パーツ代のみの 10万G となります。
なお、カスタマイズは多額の資金が必要となるので、失敗すると後々大変です。
しかし、カスタマイズを予め試してみる事が出来るソフトウェアが公開されています。
下記のサイトで公開されている UO House Editor を使うと、
どんなデザインが出来るのか、そしてどんな見た目になるのかを事前にチェック可能です!
・船について
UOの大型建設物には家の他に船もあります。
船は海上を航行できる以外に、アイテムの保管をしたりもできます。
船の扱いは家と共通する面が多いのでここで一緒に説明します。
船は船大工屋に行けば売っています。
船の種類は大中小とありますが、小さい方が停泊する場所も小さくてすみます。
しかし大人数で乗りたい、というのであれば大きい方がいいかもしれません。
まあ、大きいと言っても、小、中、大でそれぞれ1マスづつ縦幅が長いだけで、
そう大きくは変わりません。
値段は、「Small Ship」が約1万2千G、「Medium」(中)が約1万4千G、「Large」が約1万6千Gです。
なお、岸辺に船が群がっているのが問題視されていて、
浮かべたままの船には何らかの処置が施される場合もあるので注意して下さい。
特に、邪魔な場所に放置された船はGMにより移動させられる場合があります。
船には「 Large Dragon Ship 」の様に、名称に「Dragon」と付いているものがありますが、
これは竜の船首像が付いているだけで、船自体に違いはありません。
・船の設置と保安
権利書を手に入れたら、海辺に行って権利書を海に使いましょう。
障害物がなければ船が現れます。
岸がジャマになる場合も多いので、やや沖合いをクリックするといいでしょう。
船を浮かべたら、その船の鍵がバックパックと銀行に入ります。
この鍵はマスターキーです。 まあ、この辺は家を同じですね。
船には最初から鍵がかかっています。
船には出入り口が2ヶ所あります。
見た目にはわかりませんが、マストの側面が出入り口です。
左舷と右舷、鍵は別々になっているので、必ず両方に鍵をかけておくようにしましょう。出入りするときは、鍵をWクリックして出入り口の部分に使い、鍵が開いたらその場所をWクリックします。
するとプランク(橋げた)が現れるのでこれをWクリック。
これでプランクの上にジャンプするのでそのまま船内に入り、もう1度プランクをWクリックします。
これでプランクが引っ込められますので、鍵を使って出入り口に鍵をかけます。
出るときは鍵を使う必要はありません。
出入り口をWクリックするとプランク(はしげた)が現れるので、
それに乗ってそのまま岸の方に歩いていけば、多少離れていても岸にジャンプします。
プランクは自動で引っ込み、鍵はかかったままです。
(走ってはダメなので、歩いて降りましょう)
なお、岸ギリギリまで船を近づければ、プランクを直接歩いて乗り降りができます。
この場合、NPCや動物も船に乗せることができます。
船倉にはアイテムを保管することができます。これは箱と同じです。
そして、時間によって自然消滅することはありません。
ただし、船上に置いたアイテムは時間が経つと自然消滅するので注意して下さい。
船のアイテムは家のアイテムの様に固定して管理されていません!
ですから、侵入者が来れば全て持って行かれてしまいます。
船に物を保管する場合は、その保安に注意して下さい。
鍵はむやみに持ち歩かない、他人がいる時はプランクを出さない、
プランクはラストオブジェクトで素早く引っ込める、などです。
船は、放置しているとだんだん腐敗していきます。
しかし、プランクを出し入れすれば元の新品の状態に戻ります。
これを「リフレッシュ」と言います。
なお、船の鍵を持っていれば鍵を空けてプランクを出さなくても、
出入り口をWクリックするだけでリフレッシュが行えます。
・船の動かし方
・船を動かすには、船に乗って特定のコマンドを喋ればOKです。
基本的なコマンドは最初から ALT + テンキー
にマクロ登録されているので、
これを利用すれば良いでしょう。
コマンド名 | 実行する行動 | 初期登録 |
Forward(@前進) | 前進 | Alt + 8 |
Back(@後退) | 後退 | Alt + 2 |
Stop(@停止) | 停止 | Alt + 5 |
Turn left(@左折) | 左旋回 | Alt + 7 |
Turn right(@右折) | 右旋回 | Alt + 9 |
Left(@左) | 左に水平移動 | Alt + 6 |
Right(@右) | 右に水平移動 | Alt + 4 |
Turn around(@反転) | 反転 | - |
Slow(@ゆっくり〜) | ゆっくり移動 (Slow Forward でゆっくり前進) |
- |
One(@1) | 1マス移動 (One left で左に1マス移動) (2マス移動の Two もある) |
- |
Raise anchor(@錨を上げる) | 錨を上げる | Alt + 1 |
Drop anchor(@錨を降ろす) | 錨を下ろす | Alt + 3 |
ここで重要なのは、1番下と下から2番目の命令の、「錨(いかり)」に関する命令です。
船は停止命令を出しておいても錨を下ろしていなかった場合、
一定時間後に波に流され、勝手にどこかに行ってしまいます。
ですから、錨を下ろし忘れてそのまま船から離れてしまうと、
おそらく次の時にはもう船はありません。
船を停泊させるときは、絶対に錨を下ろすのを忘れないで下さい。
なお、錨が下りていると船は動かないので、出航の際には錨は上げてください。
あまり利用されていませんが、地図を使った自動航海もあります。
地図に航路を示すピンを立て、それを船の船頭に渡すと航路を覚えます。
この状態で Start
といえば航路に沿って自動的に移動します。
ただし、航路上に陸や動物などの障害物があった場合はそこで止まります。
もし航行中に死んでしまった場合・・・
ゴースト状態でも船を動かすことが可能です。
出入り口をWクリックしてプランクを出し、普通に下船する事も出来ます。
ただし、ゴーストの出したプランクは出たままになってしまいます。
これは、船の鍵が死体に残された時、プランクが引っ込んでしまうと
スペアキーがない場合、もう船に乗れなくなってしまうからです。
しかしプランクが出たままですから、誰かが来ると乗っ取られてしまう危険もあります。
仲間と連絡が取れるなら助けに来てもらいましょう。
そうでなければ、人のいなさそうなところに停泊させて復活を急ぎましょう。
・船の小型化と持ち運び
船の鍵をもっている状態で、船の船頭を陸地からWクリックすると、
船を小型の模型()にする事ができます。
ただし、甲板や船倉に何もアイテムがない状態でなければなりません。
他人やNPC、ペット等が乗っていてもダメです。
模型化した船は盗まれたり死んでなくしたりする事はありません。
初期アイテムのような物だと考えてください。ただし、普通の初期アイテムの様に
地面に置いても短時間で消滅する事はありません。
船を元に戻すにはWクリックして海に使えばOKです。
これは普通の船の権利書とまったく同じです。
その際、鍵は新たにつけかえられ、新しい鍵がバックパックと銀行に入ります。
古い鍵は無効になるので注意して下さい。
もちろん、古い鍵にリコールを唱えても、もう船の上には移動できません。
・船への魔法移動
船のマスターキーにリコールの魔法を唱えると、船の上に移動出来ます。
ただし、そこに何か障害物になるような物があると
ブロックされる場合もあるので注意して下さい。
これを使えば船に錨を下ろし忘れて船が行方不明になったり、
航行中に回線落ちして船から落とされてしまっても、魔法で復帰する事が出来ます。
もちろん、船への移動の際にも便利です。
ただしその分、マスターキーは盗られると大変な事になります。
船のマスターキーを盗られた時点で、そのキーにリコールすれば
船の場所を特定されてしまうのですから、船に積んだアイテムも、
そして船自体も、全て奪われる事になります。
船の鍵の管理には十分注意し、むやみに持ち歩かないようにして下さい。
・船の注意点
船には使用の際にいくつか注意しておかなければならない事があります。
これらはルール的なものではなく、バグの類です。
・船上の人が海上に落ち、流される
航行中、船の上にいる人が海に落ちてしまう事があります。
これは回線障害、ラグ、コネロスなどによって発生します。
つまり乗っている人が船の動きに付いて行けなくなった場合、こうなってしまいます。
船長(鍵の保持者)は船と直接リンクして動くのであまり落ちませんが、同乗者は長めラグで、もう落ちてしまう場合があります。
特に動いていたりすると余計に危険です。
船長でもコネロスしてなかなか復帰できず、船がそのまま動いて行くと取り残されて落ちます。もし落ちてしまった場合、もっとも近くの陸地に流されます。
もしそこが無人島で、魔法で脱出する手段がないと・・・ 帰れません。
漂流者のごとく救援を待つか、GMに事情を話して連れ出してもらうかです。
そうそう発生するものではありませんが、船に乗るなら覚えておくべきです。・船上の物が海上に落ちる
人が海に落ちるのと同様に、甲板の上のアイテムも海上に落ちる場合があります。
船は動いている際、内部処理的に、まず船を動かしてその後で乗っているものを船に付いて行かせているので、このリンクがうまく働かなかった場合物も取り残されてしまう場合があるのです。取り残された物は海上にそのまま落ちているので戻って拾えばOKですが、気づかずに行ってしまうといずれ沈んでしまうでしょう。
めったに発生しませんが、甲板の上のアイテムには注意しましょう。・渦について
サーバーの境界線 (詳しくは豆知識のコーナーで) を横切ると、 「渦だ!」という様な内容のメッセージが表示され、画面が一時的にバグった様になり、少し停止します。
通常、すぐに元に戻ってそのまま航海できますが、たまにこの時コネロスしたりする場合があります。
危険な場所ですので、あまり頻繁に横切るようなルートは取らない方が賢明でしょう。