反乱軍はその世界の神話に価値を見出していた。その神話では、かつてこの世界は緑色の植物と呼ばれるものに覆われており、満天の空には星が瞬いていた。そして人々は魔法なる神秘な力を用いていたという。だが彼らが戦いの中で魔法と共に作り出した機械が、敵を、そして味方をも支配し、生命を一掃してしまったのだと語られている。この機械こそが、Overlordsのおおもとらしい。もちろん現在の(そして体制側の)歴史学者はそれを認めていない。むしろOverlordsこそが過去の魔法使いたちの神話を生み出したに他ならないと。歴史は常に、治世者によって都合のよいものに摩り替えられるられるものだ。そしてそれはJuka人の世界でもまた同じであった。

部屋にはCety州"Trinsc"城塞の、空圧式重装甲騎士TurloganとObdenがいた。Narahは伝える。忠誠派の増援が迫ってきているということ、スパイが潜入して破壊工作を行う可能性があることを。一行は危機が迫っていると思われるエンジンルームへ向かう。

　エンジンルームでは忠誠派がすでに潜入しており、当然のことながら激しい戦闘が繰り広げられた。その中で負傷したCrucivar州"Jhelom"要塞のDahrimに対して、Rabakは治療薬と偽り毒薬を施そうとする。が、Dahrimはそれを受け取らない。そしてKumarは様々な証拠をあげて、Rabakこそがスパイであると皆に進言する。

　正体のばれたRabak。彼は反乱軍に対してありとあらゆる罵声をあびかせ、そして自らの体をエンジンコイルに投じ、工場を止めようとする。が、そのもくろみもTurloganの投げた木材によって阻止されてしまう。

　Turloganは反乱軍の偉大なる勝利をたからかにうたう。しかしKumarは言う。本当の勝利者はOverlordsだと。Rabakのような身を呈するほどの「自らの信仰への陶酔」が反乱軍にない限り、我々Juka人に勝利はない、と。

　そこへ伝令が届く。忠誠派の増援が到着したと。機械仕掛けの野獣部隊は反乱軍への防衛線へ突進し、凄まじい戦闘が繰り広げられた。Kumarはムリを承知で味方の飛行船を指揮し、急降下による突撃で航空支援を実施、忠誠派をなぎ倒して行った。Kumarの活躍で、反乱軍はこの場の戦闘で勝利を収めることができたのだ。