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■【PART FOUR: EXODUS(大脱出)】■(概要のみ訳)
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 無敵の強さを誇る城塞Moonglowに残軍が集結しつつあった忠誠派に対し、反乱軍は一斉攻撃をかけていた。鋼鉄の嵐が吹き荒れるMoonglow。反乱軍は忠誠派に対して20倍もの兵力で攻勢をかけるも、忠誠派による火力の高さ、そして毒ガスの使用とモンスターの増援によって戦況は五分五分というところだった。

 「Hand of Honor(名誉の手)」の一行は勝利のための儀式を執り行ったあと、地下墓地に潜入する。だが彼らはPrime Overloadの毒ガス攻撃を受けて、とらわれてしまう。

 半機械生命体のような姿をしたPrime Overloadが彼らを飲み込む。彼らを不死の身体、すなわち機械化し、Prime Overloadの忠実なしもべとするためだ。そしてPrime Overloadは言う。もうExodusが始動する。城壁など必要としない、と。

 Kumarは剣を使って脱出、Darhimも助け出す。だがNarahはすでに飲み込まれたあとだった。Narahを助け出すために部屋の奥へと突入するKuamr。

 Kumarが突き進んだ部屋には、無数の生命体と機械が融合した、異様な景色で覆われていた。そしてガラスのようなシリンダーの中には、頭にチューブなどがつながれた古代の種族、Prime Overloadその人がいた。そしてその部屋に巨大な装置、Exodusが現れた。神懸りともいえる神秘的な造詣をしているExodusを目の前に、Prime OverloadはKumarに対し、それこそがExodusであることを告げる。 ExodusとはOverloadを過去に転送する機械だった。つまり彼は自らを過去に転送し、KumarらJuka人による反乱が起きないよう、機械のみによる体制を作り上げ、歴史をやりなおすつもりなのだ。 KumarはExodusを壊さない代わりに仲間を返すようにと取引をする。だが彼らはすでにPrime Overloadに改造されたあとだった。Narahもパイプをつながれてコントロール下にあったのだ。

 そしてついにExodusが始動する。かの機械は中空を切り裂き、その先には過去への空間が見えた。世界のすべてが振動をはじめる。相前後して戦闘により、Turlogan、Obdenも戦死していた。

 Exodusの始動は世界のすべてを変えていった。地上のあちこちで爆発が起こり、切り裂かれた中空は広がっていく。そしてExodusはその先に、機械部品を送り込みはじめた。そしてExodus自らも転送され始めた。そのためのエネルギーはJuka人たちの世界そのものだったのである。大地は裂け、Moonglow城壁をも含めたすべてが吸い込まれていく。

 意識をコントロールされたNarahがKumarを襲う。だが、Kumarがパイプを切断し、解毒用Potionを用いて彼女は傷つきながらも我に返った。

 切り裂かれた中空の向こうからは緑に覆われた大地、青い空など、自然に満ちた世界が広がっていた。かつて語り伝えられていた世界。Over loadなどいなかった世界だ。Kumarはこの世界にExodusを行かせるものかと叫ぶ。

 Exodusに小刀をさし込み、ポーションをぶち込んで破壊を試みるKumar。Exodusは悲鳴をあげ、爆発し、炎に包まれた。そして世界を引き裂いていた部分も崩れ、空間が不安定化する。炎を逃れるため、KumarとNarahはその「裂かれた空間」の先に飛び込んだ。

 その先にいたのは、胸に銀の蛇のエンブレムをいただく戦士、そう、Lord Britishだった。彼は二人に手を伸ばす。Kumarは差し出された手を握る。そしてExodusの爆発により、世界はこなごなに引き裂かれてしまった。少なくともJuka人たちがいた世界の時間と空間は意味を無くしてしまった。

 目を覚ましたKumarにNarahが声をかける。「新世界へようこそ」と。彼女の言う新世界には、Juka人たちの世界の一部〜Moonglow城塞も未だにその姿を映し出していた〜が転送されていた。

 Exodusの爆発による世界の崩壊と融合のあと、戦争は数か月続いたという。Over loadたちのいない世界では忠誠派もMoonglow城壁も意味をなさず、Juka人たちもそれを恐れる必要もない。

 彼らJuka人たちの前に広がるのは、かつて伝説でのみ伝えられていた世界だった。彼らの古きしきたりのもと、彼らは新たな、そして喜ぶべき挑戦を受けることだろう。

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